千葉 圭亮さん
インタビュー公開日:2017.08.31

サッカーに近い場で働こうと、
学生時代のバイト先にUターン。
インタビューのマイクを向けた千葉圭亮さんは、札幌の人気フットサル施設「フットサルスタジアム蹴」の営業企画職。子どものころからサッカーを続け、できればプロになりたいと思っていたと切り出します。
「けれど大学時代、北海道コンサドーレ札幌の若手選手と練習試合で対戦した時にレベルの差を痛感して…あとはお察しください(笑)」
卒業後は大手カーディーラーの営業職に。ところが、大好きなサッカーへの思いがどうしても断ち切れず、学生時代にもバイトを経験したことがあるという同施設に舞い戻りました。
企画の考案やスポンサー集めの他、
フットサルスタジアムの業務も。
一般的な営業職はモノやサービスを販売するイメージ。けれど、千葉さんはフットサルスタジアムの「営業企画」という肩書きです。
「僕の仕事はお客様やフットサル人口を増やすためのプランを練ったり、名前を広く知っていただこうとスポーツイベントを考えたり。一つの企画に対してスポンサーを集めるなども仕事のうちです」
外回りの合間にはスタジアムの掃除や管理、受付対応をすることも。「だから、ちょっと特殊な営業職かも」と笑います。
イベントで1万5000人もの方に、
楽しさを届けられるのは誇りです。
「フットサルスタジアム蹴」が企画するイベントの一例は、さまざまなスポーツと日本舞踊や茶道といったカルチャーが無料で体験できる「スポカル」。
「スポンサーの募集や飲食ブースへの出店交渉は50社をゆうに超えるので苦労しますし、断られると当然ながら落ち込みます(苦笑)。反面、昨年は1万5000人ものお客様が来場されました。スポーツを通してこんなにも多くの方に楽しさを届けられるんだと、自分の仕事を改めて誇りに思えた瞬間です」
「雪」が不利になる北海道でも、
冬の練習場所として役立ちたい。
北海道の冬は雪が積もってしまうため、グラウンドで練習するスポーツ系の部活は本州に比べるとどうしても不利だとか。
「だけど、中高生のサッカー部にフットサルスタジアムを使ってもらったりすると少しでも冬場のテクニック向上に役立っているのかなと感じますし、『うんうん、校内で筋トレするよりボールを蹴るほうが楽しいよな』って昔の自分を思い出します(笑)」
スポーツを軸に多彩な取り組みを
進められるのもやりがいです。
北海道のフットサル人口は10年ほど前のピーク時よりも減ってきているそう。その対策として、千葉さんはデザイン性の高いフットサルウエアを開発したり、音楽を絡めたビーチサッカーのイベントを開いたり。スポーツを軸に多彩な取り組みを進めることで、興味を持ってくれる人を少しでも増やそうと努力しています。
「僕は残念ながらプロサッカー選手には手が届きませんでしたが、スポーツというフィールドで仕事の楽しみや広がりを感じながら働けるのって面白いです!」
シゴトのフカボリ
営業企画の一日
8:30
出勤
9:00
ミーティング
9:30
イベントのスポンサー集め
12:30
昼食
13:30
企画の考案/ウエアデザインのプランニング
16:00
施設の掃除・管理
17:00
施設の受付
17:30
スタッフのシフト制作
18:00
退勤

株式会社セブンスギア
フットサルスタジアム蹴

ハイセンスなインテリアと音楽を融合させた新しいスタイルのフットサル施設。学生リーグや子ども向けの個人技教室なども展開。

住所
北海道札幌市東区北42条東19丁目3-1(つどーむ向かい)
TEL
011-787-8721
URL
http://futsalsyu.net/

お仕事データ

商品やサービスを販売!
営業
営業とは
商品やサービスを販売し、
売上に結びつける大黒柱。

一般に自社の商品やサービスを販売するのが営業の主な仕事。企業向けに販売する法人営業と、個人にセールスする個人営業とに大きく分けられます。とはいえ、商材によってスタイルはさまざま。見込み客を訪問し売り込む新規開拓営業、固定客を中心に訪問し取引するルートセールスなどがあり、扱う金額はもちろん、顧客とのコミュニケーション方法も異なります。また、販売戦略を立てたり、課題を分析したり、時にはお客様先に同行する営業企画を担うことも。営業に共通していえるのは商品やサービスを売上に結びつける、企業にとっての大黒柱!

営業に向いてる人って?
人と接することが好きな聞き上手。

営業というと明るく元気で話し上手な人をイメージしがち。けれど、押しが強く、口が達者なだけでは売上にはなかなか結びつきません。相手を尊重し、じっくりと耳を傾けてニーズを引き出すのが得意なタイプが、トップセールスを叩き出すケースも多いようです。「人と接することが好き」で会話のキャッチボールができることが大切です。

営業になるためには

基本的には特別な資格や学歴は必要ありません。ただし、海外との取引をする上で英語力を持っていた方が有利だったり、不動産会社では「宅地建物取引士」の資格が必要だったり、就職先や業界によって専門性が求められることもあります。営業企画の場合は、市場調査や分析などの知識があると活躍の幅が広がります。

ワンポイントアドバイス
タフな反面、結果への見返りも大!

営業職の特徴としては成果や実績をあげた人に、より多くの給料が与えられる「成果給」を取り入れている企業が多いこと。その場合、ビジネスの最前線で奮闘するタフな仕事の反面、結果を残せば見返りとして大きなインセンティブを手にすることができます。

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