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山崎 早苗さん
インタビュー公開日:2017.08.31

高校時代に日本語教師
という仕事を見つけました。
英語を使ったシゴトというと、真っ先に思い浮かべるのは通訳ではないでしょうか。日本語教師の山崎早苗さんも、中学生のころにあこがれを抱いたといいます。
「だけど、いろいろと調べていくうちに人気職業だから狭き門な気がするし、とにかく求められるレベルが高そうで、コレは自分には難しいんじゃないかなと(苦笑)」
目先を変えて外国人とコミュニケーションをとれる仕事を深掘りしたところ、高校時代に日本語教師という道があると知ったそうです。
最初は時間講師とアルバイトを
掛け持ちするのが大変です。
山崎さんは日本語教師を目指して一直線。大学では日本文化や日本語教育を学び、日本語教育能力検定試験にも合格しました。ところが、就職活動は苦戦したとか。一体どうして?
「今も同じかもしれませんが、日本語教師のスタート地点は多くの場合フルタイムではありません。なので、最初は札幌の日本語学校(専門学校)で時間講師として働き、アルバイトを掛け持ちする日々」
山崎さんは何を重点的に教えれば日本語力が伸びるのかをつかみ、3年半ほどでフルタイムの雇用になれました。
3カ月後には日本語の日常会話が
できるようになる学生もいます。
日本語教師は職場ごとにカリキュラムの基本とするテキストはありますが、授業の進め方は比較的自由なのが一般的。山崎さんは会話を重視し、絵が描かれたカードなどを駆使して楽しい学びを提供したいタイプです。
「授業で使うモノが多くて準備が大変だったり、助詞の『は』と『が』の違いを口頭で伝えるのも一苦労なんですが、『あいうえお』も読めなかった学生が3カ月後には日常会話を交わせるようになるとやりがいを感じます」
自分にしかできない授業がある。
そう思って現場復帰しました。
山崎さんは日本語教師一筋かと思いきや、結婚を機に一度は事務職として働いたのだとか。ルーチンの仕事にも楽しさを覚えた反面、3年ほどで自分の代わりは誰にでも務まるのではと自問自答するようになりました。
「日本語教師の場合は、私にしかできないコミュニケーション重視の授業があるという思いが日に日に増してきたんです」
資格や経験があればいくつになっても働けるのが日本語教師のメリット。山崎さんは、お子さんの手がかからなくなってきたころに現場復帰することを決めました。
北海道は話題が豊富で、
会話のとっかかりがつかめます。
北海道グローバルリンクスが運営する日本語学校は、他校と少し違って学生のほとんどが3カ月ほどの短期留学。わずかな間だからこそ日本語を習得しようという意識が高いことに加え、観光や日本文化も楽しみたいという人が多いのです。
「北海道には見るべき場所、体感すべきことがたくさんあるので、富良野は初夏がいいよとか、雪かきボランティアがあるんだってとか、地元の話題の中に文法や単語の学びを組み込んで、実践的に日本語力を養ってもらっています」
シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
授業に欠かせない「絵カード」
「起きる」や「寝る」といった動作を描いた「絵カード」が必須アイテム。お手製の「?マーク」がついた指示棒を使って、「何をするところでしょう?」といった形で授業を進めています。

株式会社北海道グローバルリンクス

外国人向けの日本語学校や50分500円の英会話スクールを展開する他、留学先の斡旋や会員制のカフェなど多彩な事業を手がけています。

住所
北海道札幌市中央区北2条西3丁目1-29 タケサトビル2F
TEL
011-522-5320
URL
http://coandco.jp/

お仕事データ

日本語を外国人に
日本語教師
日本語教師とは
日本語を教えるだけでなく、
日本文化や生活習慣も伝えます。

グローバル化や海外からの人材流入などで、日本語を学びたいという外国人が増えています。そのニーズに応えるのが日本語教師。日本語の発音や文法、読み書きを教える他、日本の文化や歴史、生活習慣などを伝える役割も担います。国内の語学学校だけではなく、海外の日本語学科や民間の語学教室で活躍することも可能です。

日本語教師に向いてる人って?
異文化を尊重しながら、
粘り強く人と関われるタイプ。

「人に教える」という職業柄、面倒見の良い人に適性があるようです。ただし、文化も習慣も違う外国人を生徒に持つため、異文化を尊重しながら相手と根気強く向き合うという心構えも必要。日本人が美徳とするような奥ゆかしい表現では理解してもらえないことが多いので、積極的に人と関わろうとする姿勢が求められます。

日本語教師になるためには

日本語教師には教員免許のように公的な資格は必要ありません。ただし、国内の一般的な語学学校で外国人に日本語を教えるには、多くの場合「日本語教育能力検定試験合格」か「日本語教師養成講座420時間修了」、「大学の日本語教育専攻を修了」の3つの条件のうち1つをクリアしていることが求められます。

取得しておくべき資格
 ・日本語教育能力検定試験合格
 ・日本語教師養成講座420時間修了
 ・大学の日本語教育専攻を修了

※日本語教育能力検定試験については受験資格はありません。詳しくは公益財団法人日本国際教育支援協会(http://www.jees.or.jp/)のホームページをご確認ください。 
※日本語教師養成講座は民間事業者が行っています。詳しくは文化庁のホームページをご覧ださい。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/kyoin_kenshu/

ワンポイントアドバイス
日本語教師の今後。

国内の日本語教育機関・施設で日本語を学ぶ外国人は、10年ほど前に比べると約1.6倍に増えているというデータがあります。今後、ビジネスのグローバリゼーションや企業の海外アウトソーシング化が進むことで、より専門的な日本語の習得が急務となるはず。日本語教師の役割はより細分化し、広がりを見せていくという見解が数多く寄せられています。