お仕事データ

ドライバーデビューを後押し!
教習指導員
教習指導員とは
安全運転のキホンを指導。

自動車学校(自動車教習所)において、危険を回避しながら車を操作する運転技術と道路を走行するために必要な知識の習得を促す仕事です。免許を取る人の車に同乗して行う技能講習と教室での学科講習を行います。万が一の事態に備え、救命救急処置の方法なども指導します。普通自動車、バイク、トラックなど、指導する車の種類に合わせてそれぞれ資格が必要です。

教習指導員に向いている人って?
運転の上手さよりも接客スキルが大切。

自動車教習では高度な運転技術は必要ありません。それよりも教習生の年齢や性別、性格などに合わせ、的確にわかりやすく伝えることで安全、確実な運転技術の向上を促します。技能講習では教習生にマンツーマンで指導するため、過度な緊張などを与えないような雰囲気作りも大切。接客が得意な人に向いている仕事です。

教習指導員になるためには

教習指導員になるには都道府県の公安委員会が実施する資格試験に合格しなければなりません。資格を得るには自動車学校への入社が一般的。入社後3~6カ月ほどは、資格が不要な教習生の送迎、事務作業などを行い、先輩たちから資格試験に向けた指導を受けます。試験前には公安委員会の行う3週間ほどの教育研修にも参加します。
試験には学科、実技、論文、面接があり、高い合格基準が設定されされています。試験に合格し、事後教養を受けると教習指導員としてのデビューとなります。

ワンポイントアドバイス
他の車種、検定員へステップアップ。

普通自動車の教習指導員は、この業界のスタートライン。二輪や大型、大型特殊など、教習できる車の種類を増やすために、新たな資格取得にチャレンジし続けることが求められます。また、修了試験や卒業検定を行うには「技能検定員」の資格が別途必要です。指導員と検定員の資格を得て、初めて一人前と言われます。