社会福祉法人HOP
法人の理事長ご本人が筋ジストロフィー症の当事者であり、難病や重度の障がいで困っている方々を支えようと社会福祉法人HOPを創業。札幌市内を中心に、障がい者支援施設を数多く展開する他、就労継続支援B型事業所としてカフェ「ぷちりーべ」も運営。
障がい者や高齢者の暮らしに密着し、日常生活のサポートや身体機能・生活能力の向上につながる支援を行う他、障がい者支援施設などでは生産活動にも関わります。
具体的には、衣服の着脱や入浴などの生活習慣を身に付けてもらったり、農業や軽作業、陶芸、木工といった作業を指導したり、施設における人間関係や不満、将来の不安の相談にのることもあります。働く場所は障がい者支援施設や高齢者の介護施設の他、就労移行支援事業所、就労継続支援事業所など多種多彩。いずれも一人ひとりの利用者様に寄り添い、快適な暮らしができるように支えることが大切です。
障がい者の中にはさまざまな生き辛さを抱え、不安や悩みを抱えている人もいます。そのため、いつも笑顔で周囲に明るい雰囲気を広げられる人は向いているでしょう。利用者様には繊細な心の持ち主も少なくないため、相手の立場を考えながら一緒に悩んで解決方法を探すような誠実さも大切です。また、スタッフ間での情報共有なども重要なことから、コミュニケーション能力も求められます。
生活支援員になるために必要な資格はありません。事業所によっては未経験から働ける職場も多いようです。ただし、福祉系の大学や短大、専門学校などで障がいや高齢者福祉について学び、社会福祉士や精神保健福祉士、介護福祉士、社会福祉主事任用資格といった資格を取得しておくと就職に有利でしょう。また、利用者様の送迎を行う施設もあるため、普通自動車免許も取得するのもおすすめです。
障がい者が利用する施設の中で、「就労継続支援A型事業所」「就労継続支援B型事業所」の二つを聞いたことがありますか?いずれも利用者様に生産活動の機会を提供したり、就労に必要な知識や能力を身に付けてもらったり、「働くこと」の支援を行っています。A型は利用者様と雇用契約を結んだ上で最低賃金以上を保障し、時には一般就労への移行もサポート。B型は雇用契約を結んで働くことが難しい方に生産活動ごとの工賃を提供しています。これがA型とB型の大きな違いです。
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