中谷 光来さん
インタビュー公開日:2019.03.25

説明を聞きながら選びたいという
ニーズに応える家電販売員。
私たちの生活を便利で豊かにしてくれるさまざまな家電商品。このごろはインターネット通販でも大抵のものは購入できますが、その一方で「店員さんの説明を聞き、実物を見て商品を選びたい!」という声も少なくありません。 そんな顧客のニーズに合わせてたくさん商品を取りそろえ、専門知識豊富な販売員の接客で人気を集めているのが、札幌駅に隣接する家電量販店ヨドバシカメラ。札幌店(マルチメディア札幌)の理美容家電コーナーを担当しているのが、2017年に入社した中谷光来さんです。
学生時代のアルバイトを通じて
顧客とのコミュニケーションに興味。
学生時代のアルバイトを通じて接客業に興味を持ったという中谷さん。「私が働いていたのはデパ地下のお惣菜売り場。お豆腐コーナーということもあって、お客様は年配の方々が中心でした。頻繁にお買い物に来てくださる常連さんも多く、売り場でのコミュニケーションがやりがいにも繋がっていました」

いわゆる「家電マニア」ではなかったと話す中谷さんですが、ヨドバシカメラの通販サイトをよく利用していたことから親近感を持ち、就職説明会に足を運んだのだそう。「実は説明会の当日まで、一次面接を兼ねていることを知らなかった...というハプニング はあったんですが(笑)、働きやすさや待遇面がきちんと整っているという説明を聞き、 思い切ってチャレンジしてみようという気持ちになりました」
充実の研修を経て売り場デビュー。
けれど、最初は不安でいっぱい...。
中谷さんの仕事は理美容家電コーナーでの接客販売。店を訪れた顧客に対し、商品の特徴や使い方などを説明するほか、要望を丁寧に聞き取って、おすすめ商品の提案なども行います。
「入社後は半月ほどの座学研修があり、会社の理念やビジネスマナーなど社会人としての 基本を一通り教わり、その後、さまざまな売り場を見学しながら知識をつけていきます。研修を通して学んだことで、今の売り場に配属が決まった時は、家電に詳しくない自分でも理美容家電なら何とかなるかなと思いました。配属後は売り場での接客と座学研修を並行して行い、売り場で分からなかったことやお客様に質問されたことなどを研修で確認する...という日々を重ねました。最初のころは緊張の連続で、『難しい質問をされませんように!』と毎日祈ってましたね(笑)」
先輩やメーカー担当者に学び、
商品知識を増やしたことが接客の自信に。
当初は不安でいっぱいだったという中谷さんですが、入社から半年が過ぎるころには売り場の雰囲気にも慣れ、落ち着いて接客ができるようになっていったそう。「先輩や上司はもちろん、メーカーの方々も親身になって商品のことを教えてくださって、知識が増えたことが自信にも繋がったんだと思っています。とはいえ、家電の世界は 移り変わりが早く、新しい商品も次々に登場するので、継続的な勉強が不可欠。お客様にどんなことを聞かれても、曖昧な返答をすることがないように、新人だけでなくすべてのスタッフが商品知識を磨くことに取り組んでいるんです」 接客の合間には売り場に掲示するポップを作ったり、メーカー担当者と店内イベントを考えたり。最近は店舗のTwitter担当になるなど業務の幅が広がり、やりがいも大きくなっていると笑顔を見せます。
お客様の満足を追求することが
仕事のやりがいに直結。
「この仕事をしていて良かったと感じるのは、お客様に喜んで頂いた時。お客様の中には 実際に購入するまでに何度も売り場に来られて、話を聞いてくださる方がいるんですが、 納得してお買い上げ頂いた時ほど私もうれしくなります」ヨドバシカメラでは接客を行った後、顧客にアンケートをお願いしており、アンケートを介してうれしいコメントを頂くことも少なくないのだそう。「接客が終わってその場で『ありがとう』といって頂くこともうれしいのですが、後になってコメントを頂けるのもジンワリとした喜びがあるんです」
充実した毎日を過ごせているのは
刺激しあえる仲間たちのおかげ。
最後にヨドバシカメラという職場の魅力を訪ねると「人間関係が良い」と即答してくれた中谷さん。「売り場では20代、30代のスタッフが中心となって活躍していて、先輩や上司を含め誰とでも話しやすい雰囲気です。閉店後に皆で食事に行く機会も多く、担当する売り場が違ってもコミュニケーションは活発です。家電に興味がある人は基本的に好奇心が旺盛なので、一緒に働いていると刺激を受けることが多いんです。やや個性的なメンバーもいます が(笑)、良い仲間に出会えたからこそ充実した毎日を過ごせていると実感しています」
シゴトのフカボリ
家電販売員の一日
7:50
出勤
8:00
朝礼
8:30
売り場チェック
9:00
開店準備、ポップ制作
9:30
開店
11:00
メーカー担当者と打ち合わせ
12:00
新商品検収
14:00
Twitter更新
14:30
退勤
※上記は8時出勤の場合のスケジュールです。
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

好奇心ばっかりの職場です
好奇心にあふれるスタッフが多く
いろんな刺激を得られます。

シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
紙とマジック
商品特徴やおすすめポイントを紹介する「ポップ」を作るのもスタッフの仕事。イラスト などを交えて、思わず足を止めたくなるような工夫をしています!

ヨドバシカメラ マルチメディア札幌

札幌駅の北口にある北海道内最大級の家電量販店。家電のほかアウトドア用品や旅行用品
など幅広い商品をラインアップ。

住所
北海道札幌市北区北6条西5丁目1-22
TEL
011-707-1010
URL
http://www.yodobashi.co.jp/company/

お仕事データ

数ある家電から最適な一品を!
家電販売員
家電販売員とは
お客様が求める家電を見極め、
気持ち良く買い物を楽しんでもらう!

私たちが家電の買い物を楽しむお店としておなじみの家電量販店。そのフロアで接客やレジ業務、在庫管理、商品陳列、そして時には価格設定にも携わるのが家電販売員です。中でも花形といえるのが店頭に立って商品の魅力を伝え、売り込む仕事。各メーカーの商品知識を駆使し、お客様の疑問に答えながらニーズに合った一品を見極めます。商品のデモンストレーションといった演出によって心をつかむのもポイント。お客様に気持ち良く買い物を楽しんでもらい、次の機会に指名されるのもやりがいになるでしょう。

家電販売員に向いてる人って?
家電が好きで次々と登場する新製品の
勉強が苦にならないタイプ。

家電販売員は当然ながら冷蔵庫やカメラ、スマートフォン、IT機器といった家電製品が好きな人に向いている仕事です。ただし、家電業界は新製品が次々と登場し、機能や性能が日々進化します。幅広い家電の商品知識を吸収し、積極的に勉強する姿勢が求められるでしょう。また、悩んでいるお客様に自ら声がけしなければならないため、コミュニケーション能力も必要です。

家電販売員になるためには

家電販売員になるために必要な資格はありません。一般的には入社試験を受けて社員になるほか、アルバイトスタッフとして認められて正社員登用されるケースも少なくないようです。商品知識や接客の方法は職場で学びます。家電販売員としてある程度経験を積み、実績を上げると、各売り場のリーダーなどにステップアップしていくのが基本です。

ワンポイントアドバイス
努力が評価として跳ね返ってくる仕事。
外国語が堪能だと売上がアップする!?

家電販売員は売上の結果がリアルに数字として表れ、努力が評価としてダイレクトに跳ね返ってきます。自分が担当する売り場のレイアウトや商品の陳列、新製品コーナーの作り方などで売上が変わることも多いため、工夫を施すのが好きな人にも楽しい仕事として映るでしょう。また、最近は中国人やベトナム人などアジア圏のお客様も多いため、外国語が話せると売上アップのチャンスがねらいやすくなります。

この仕事の求人例