インタビュー公開日:

合同企業説明会で出会い、
移動式住宅の発想に惹かれました。
移動式ハウス「スマートモデューロ」を主力商品として、一般住宅や自治体等の建物の販売はもとより、被災地などの仮設住宅としても全国から注目を集めているアーキビジョン21。小林悠太さんは、ここで製造工として働いています。
大学はシステム系情報学科で全くの畑違いですが、業種にこだわらずに幅広い職種から就職先を検討していた時に、合同企業説明会で今の会社に出会いました。
現在の上司である部長とも話をすることができ、「まるでブロック玩具を積むように建物を設置するという発想がとても面白いと思い、ここで働いてみたいと思いました」
建物の組み立て、設置を経験。
自分の手で作り上げる作業は新鮮!
アーキビジョン21の製造工程は、建物のパーツとなる資材の加工と、できた資材を組み立てる工程に分かれています。小林さんは、最初の1年間は建物の仕上げとなる組み立ての工程を経験。資材を組み合わせて、現場に運び設置するところまでを担当しました。
工場で組み上がった建物はトレーラーで現場まで運び、一般住宅なら約半日、大きなホテルなどでも2〜3日ほどで設置作業が完了します。北海道は比較的歴史が新しいため、新しいものが受け入れられやすいのも、この建築方法が伸びている要因のようです。
自分の手で建物が形になっていく作業は新鮮で、面白かったと小林さんはいいます。大きな物を運ぶフォークリフトの免許も、入社してから会社のサポートで取得しました。
体力は後からついてくるもの。
もっと大切なのは人との意思疎通。
大きな建物を作る仕事は、やはり体力が必要なのでしょうか?
「確かに力仕事が多いので、体力的には最初のころは結構きつかったですね。でも、毎日やっているうちに体力はついてきますし、他の人と協力することでお互いに補うことができます。それより大切なのは、礼儀や挨拶、指示を聞くなど人とのコミュニケーションです。それができていないと、大きな怪我につながることもありますから」
大きな部材や重機を扱うので、仕事は危険と隣り合わせです。安全を保つために、現場ではお互いの意思疎通を大切にしているのです。
建築図面を見て見積を作成。
全体の計画を担う重要な役割です。
その後、資材を作る部署も経験し、現在は建物の見積の作成を担当しています。建築図面を見て、使う木材、釘やビスのサイズや個数、作業にかかる時間、運搬料などを判断し計算するため、総合的な知識が必要になります。そして、営業や工場など社内のあらゆる部署や、協力会社の人にも話を聞きながら作成していきます。建物の建設全体の計画に関わる重要な役割です。
「営業と工場をつなぐパイプ役のようなものですね。『実際に作ってみてイメージと違った』などのミスを減らすには、事前にしっかり話を聞いて準備をすることが大切です。ミスなく終わった時はとても気持ちがいいですね」
製造は、関わる人の協力が不可欠。
伝えようとする気持ちが大切。
複数の部署の間を取り持つ仕事なので、ここでもやはり意思疎通がカギになると小林さん。「同じもののことを話していても、言葉だけだとお互いに抱いているイメージが違う場合があるので、難しいですね。ですから、絵を描いたり、できているものを見たりすることで、お互いのイメージを一致させるように工夫しています」
製造の仕事は物を相手にするだけではなく、人との協力が欠かせないと小林さん。
「社内、社外を問わず、人とのつながりが大切な仕事だと、会社に入って気づきました。といっても、始めから人付き合いが得意じゃなくても大丈夫。得意不得意より、一生懸命伝えようとする気持ちがあるかどうかが大切だと思います」
シゴトのフカボリ
の一日
7:55
出勤、メールチェック
8:10
朝礼
8:30
社内の環境整備、清掃
9:00
事務作業(見積作成、資材発注)
工場に出向いて作業状況の確認
業者に資材手配の連絡
12:00
昼休憩
13:00
資材の内容確認、見積作成
15:00
工場と加工センターで進捗確認、
写真を撮影して全社送信して共有
17:10
終業、退勤
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

建物という大きな物を作り上げるには、たくさんの人の協力が必要です。お客様、社内の人、協力会社など、多くの人とのつながりをいつも大切にしながら仕事をしています。