株式会社KSP・EAST 札幌支社
新千歳空港アネックス事務所
東日本を中心に事業を展開する警備会社。札幌支社は、新千歳空港の国際線・国内線の保安検査業務を担っている。
空港の検査場で搭乗券やパスポートのチェック(国際線のみ)、手荷物の検査、ボディチェックなどを行うのが空港保安検査員。具体的には身の回りに金属製品をつけていないか、荷物の中に持ち込み禁止品が入っていないか確認し、お客様にゲート型の金属探知機を通ってもらいます。その後、反応があれば金属類を取り外してもらって再度ゲートをくぐってもらったり、場合によっては小型の金属探知機でボディチェックをすることも。また、手荷物はX線透視装置に通し、花火や刃物など持ち込み禁止品がある際はカバンの中を確認。このように空の旅の安全を守るのが空港保安検査員の役割です。
空港保安検査員には、飛行機内に危険物を持ち込ませないという強い責任感が必要。中にはボディチェックや手荷物検査を不快に思うお客様もいるため、持ち込み禁止品や空港の保安についてきちんと説明できる毅然とした態度も求められるでしょう。また、多くの場合、検査場では各業務を役割分担してスムーズな検査を目指すことから、チームワークを重視する人も空港保安検査員に向いています。
空港保安検査員として働くための特別な資格はありません。一般的には高校や専門学校、短大、大学を卒業後、空港保安検査業務を請け負う警備会社に就職するのが王道ルートです。未経験から募集している会社も少なくないため、間口が広くチャレンジしやすい仕事といえるでしょう。
空港保安検査員は外国人と接することも少なくないため、英語や中国語といった外国語を話せるスキルは重宝されるはずです。また、法令では、X線透視装置が設置されている現場には、国家資格の「空港保安警備業務検定」の1級もしくは2級を持っている警備員を一人以上配置することが義務づけられています。キャリアアップを目指す場合、この資格を取得するのが有利でしょう。
※空港保安警備業務検定については、詳しくは有限会社航空保安警備教育システムのホームページをご確認ください。http://www.e-ast.jp/
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