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玉野 富隆さん
インタビュー公開日:2017.09.27

家を建てるという大きな出来事に
携われることがうれしい!
玉野さんは建築系大学のご出身。就職先探しに悩んでいた時、何気なく開いた小学校の卒業アルバムで、かつての自分の夢が「大きな家を建てること」だったのを思い出しました。
「設計士も考えましたが、図面と向き合うよりも現場で建築物そのものに関わりたいという思いが湧き上がり、現場監督の仕事を選んだんです」
家を建てるということは、人生の大きな出来事。だからこそ、完成した時、お客様は心から喜んでくれるのだとか。
「感謝の言葉と超高級なお肉をいただいたことも(笑)。お客様の笑顔を見ると、携われて良かったとうれしくなります」
お客様の暮らしやすさを考えながら
住宅完成までの全工程をサポート!
設計図をもとに、お客様の要望に添って住宅建築の全工程をサポートするのが現場監督の仕事。工程表を作って、大工さんや基礎屋さん、木材屋さん、外壁屋さんなどと打ち合わせをしながら、資材の手配やスケジュールのチェックを行います。
「家の骨組みがある程度できた状態でお客様に見てもらうこともとても重要。ここで電気のスイッチの高さや家具に合わせた棚の位置など、暮らしやすい形をヒアリングして微調整をかけていくんです」
現在は約20カ所の建築現場を担当している玉野さん。
「範囲がかなり広いので、週に2日ほどは現場を見に行く日と決め、効率を考えながら現場に足を運ぶようにしています。それ以外の日は資材の発注や会議など、デスクワークがメインですね」
覚えることが多いけれど、
逆にそれが楽しい!
入社してすぐに現場監督ができるわけではありません。
「最初のころは家がどのように作られていくかを現場で把握するため、『手元(てもと)』という、大工さんの補助的な作業をします」
玉野さんの場合は半年ほど手元を経験してから現場監督の先輩に同行し、2年目から独り立ちしました。
「わからないことは、後回しにせずその場で尋ねることが大切。自分もよく大工さんに聞いて回りましたが、皆さん丁寧に教えてくれたので本当にありがたかったです。覚えることは確かに多いのですが、建築に関する知識が増えていくのを実感できて、それがやりがいにもつながっています」
もっともっと勉強して、建築に関することなら何でも答えられる『建築のプロ』になることが目下の玉野さんの目標です。
失敗した時は落ち込みましたが、
先輩がフォローしてくれました。
新人のころ、資材納品後のチェック不足により、予定とは違う状態で建築が進んでしまったことがあったそう。
「ミスに気づいた時は体にも不調が現れるほど落ち込みました。でも、先輩や営業担当がお客様を徹底的にフォローしてくれたんです。本当にうれしかったです」
それ以来、同じ失敗は二度と繰り返さないと心に誓った玉野さん。
「うちの会社は他部署との絆も深いので、仲間と連携しながらみんなでお客様のフォローをしています。社風の良さが自慢なんです」
仕事で関わる人に、
本当に成長させてもらっています。
「家づくり」というお客様の一大イベントに関われるのはもちろん、人としても成長できるのが現場監督の仕事。
「職人さんに作業をお願いする時にも、横柄だったり、身勝手な言い方ではダメ。相手の立場や気持ちを考え、信頼関係を培っていくのが大切。この仕事で学んだことですね」
社長や家づくりのベテランさんとやりとりすることも多く、会話をしていると自分のレベルも上がっていくような気がすることも多いとか。
「自分を磨きたいという方にもオススメの仕事です」
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

「家づくり」という人生の中でも大きなイベントに携われて、人との関わりの中で成長できる仕事です!

シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
カメラ
住宅建設の過程を週に1回、お客様に見てもらうために写真を撮るので、カメラは必須アイテム。1回につき20枚くらい撮影します。

株式会社ジョンソンホームズ

家具や内装にこだわるオシャレな輸入住宅を手がける。20代、30代が多い和気あいあいとした職場で、先輩社員のフォローも手厚い。

住所
北海道札幌市西区八軒4条東5丁目1番1号
TEL
011-737-8888
URL
http://www.johnsonhome.co.jp/

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お仕事データ

工事現場の司令塔!
現場監督
現場監督とは
工事現場で陣頭指揮を執る、
司令塔の役割!

施工計画の作成や工程の管理、品質管理、作業員への技術・安全指導など、工事現場のすべてを管理し、コントロールする人。工事現場で陣頭指揮を執り、作業を円滑に進める司令塔の役割を果たします。また、施工計画書や各種書類の作成、予算の決定などデスクワークも仕事のうち。多くの人が関わり、複雑な工程を要する工事では、全体をまとめる現場監督の役割が非常に重要です。

現場監督に向いてる人って?
円滑なコミュニケーションがとれる
盛り上げ役。

工事現場は大工・電気・配管・左官・塗装などさまざまな分野の職人さんによって成り立っています。施工をスムーズに進めるためには、スタッフと円滑にコミュニケーションを取り、現場の雰囲気を盛り上げるリーダーシップが欠かせません。また、安全を管理する立場としては、きめ細かな注意力も必要です。

現場監督になるためには

現場監督には特に必要な資格はありませんが、未経験からチャレンジすると長い実務経験を積まなければなりません。建築や土木を学べる高専・専門学校・大学を卒業すると有利なケースが多いようです。また、土木や建築、管工事、電気などの「施工管理技師」の資格を取得することも現場監督への近道です。

ワンポイントアドバイス
ここ最近は女性の現場監督も!

工事現場というとかつては男性色の強いイメージでしたが、ここ最近は大手ゼネコンを中心に女性の現場監督も増加傾向に。女性ならではの柔らかなコミュニケーションや協調性、細やかな段取りの調整などが、作業員や工程間のネットワークが重視される現場で重宝されています。