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箱石 卓さん
インタビュー公開日:2017.09.15

怪我で病院にかかったことが、
医療業界へ進むきっかけに。
箱石さんの仕事は、「クリニカルサイエンティスト」。ちょっと聞き慣れない言葉ですが、医療の臨床(現場)的な知識をもとに、患者さんの検査や治療に役立つ製品を開発するための研究職です。
「高校生のころに野球部に入っていて、腰を痛めて整形外科にかかったのが、医療業界を目指すきっかけでした」
その中でも、新しい技術が次々と生まれている放射線の世界に魅力を感じたのだとか。箱石さんは大学に進んで診療放射線技師の資格を取り、病院でCTや超音波などの検査を主に担当していました。
「検査の機械や技術は、どんどん進歩しています。例えば、常に動いている心臓は撮影しづらかったんですが、今は鮮明な画像が短時間で撮れるんです」
医療現場と技術開発をつなぎ、
患者さんに役立ちたいと思いました。
診療放射線技師の仕事にもやりがいを感じていたという箱石さん。けれど、もっと多くの患者さんの役に立ちたいという思いがふくらみ、「医療現場と技術開発とをつなぎ、病気の早期発見や治療につながる製品を臨床現場に提供したいと思うようになったんです」と話します。
箱石さんが次の職場として選んだのがジェイマックシステム。放射線画像のデジタル化をいち早く進め、医師にとって画像が見やすいソフトウェアやビューアー、分散された情報をつないで管理する通信システムなどの開発を手がけています。
「医療系の会社は東京が多いのですが、ウチは北海道大学出身の技師が創業し、本社も札幌にあるという珍しい会社。。地元に残りたいと思っていたので、求人の募集があったことは渡りに船でした」
病院での臨床経験を生かし、
プレゼンや学会発表にも初挑戦!
箱石さんの所属はマーケティング部。新製品の企画をしたり、医師との共同研究で製品の有用性を実証したり、完成した製品の販売促進もサポートしています。活躍の場も病院をはじめ、研究発表の学会やプレゼンテーションを行うお客様先などさまざまです。
自分の研究が患者様の元気に
つながると思うと頑張れます!
今、箱石さんが患者様と直接触れ合う機会はほとんどないのだとか。けれど、自分が携わった研究によって病気の発見やスピーディな治療ができるようになり、患者様の元気につながっていくと思うと、「プロジェクト成功への試行錯誤も苦になりません」と目を輝かせます。
箱石さんが掲げている目標は、自分が企画した製品や機能が実現し、医療現場の医師や技師、またより多くの患者様に喜ばれること。それがモチベーションを高く保ち、頑張る原動力になっていると語気を強めました。
医療の道にもさまざまな分野が。
関心に沿って進めば道は開けます!
患者様の役に立つ医療の仕事にもさまざまな分野があることを、自分の道を模索していく中で初めて知ったという箱石さん。そして、病院での経験もクリニカルサイエンティストには確実に生きています。
「中高生のうちからやりたいことが明確な人はすごいと思うけれど、そうじゃない人もいます。いろいろな情報を手に入れながら、迷いながらでも進んでいけば道は開けていくと思います。私もまだまだ道半ばです。興味を持ったことや成し遂げたいことを追求しながら、進んでいきましょう!」
シゴトのフカボリ
クリニカルサイエンティストの一日
9:00
出勤
メールチェック、返信
9:30
社内会議の準備
10:00
マーケティング部の月例会議
プロジェクトの進捗報告など
12:00
昼休憩
13:00
午前の会議の結果をもとに資料作成
16:00
病院でのプログラム更新作業
ユーザーとの打合せ
17:00
会社の出向先である病院の研究室で報告
その場所で資料作成の続き
19:30
研究室から直帰、退勤
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

早いうちから進みたい道が決まっていなくても大丈夫。やってみないとわからないこともたくさんあります。興味があれば挑戦していくうちに、やりたいことが見つかります。

シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
持ち運び便利なノートパソコン
社内業務だけでなく、外勤先でのプレゼンテーションや出向先の病院での作業が日常的にあるので、パソコンは軽くて立ち上がりの早いノートパソコン。会社から支給されているもので、自分の相棒です。

株式会社ジェイマックシステム

放射線画像IT部門のパイオニアとして、最新のサービスと製品を提供。医療系技術の会社では珍しい、北海道に本社と開発部を置く会社です。

住所
北海道札幌市中央区北4条東1丁目2-3 札幌フコク生命ビル10F
TEL
011-221-6262
URL
http://www.j-mac.co.jp/

お仕事データ

医療革新、最良の技術を
クリニカルサイエンティスト
クリニカルサイエンティストとは
医療に役立つ製品を作る
技術者と医師の橋渡し役。

「クリニカル」は医療に関わる、臨床の、といった意味。「サイエンティスト」は科学者。臨床的な知識をもとに、研究を行う職業です。薬剤メーカーを中心に、医療機器やシステムの会社にも所属しています。医師の医学的知識を病院で使う製品や薬剤の開発技術に生かす重要な橋渡し役。医師との打ち合わせや共同研究を行い、製品の効果や安全性を実証しています。

クリニカルサイエンティストに向いてる人って?
小さな積み重ねを苦にせず、
新しいことにチャレンジできる人。

クリニカルサイエンティストは新しい製品の開発にチャレンジし、実現していく仕事です。その陰には、コツコツとデータの解析を重ねたり、病院と共同研究の契約を交わすためにたくさんの書類を書いたり、医師との打合せのためにこまめにメールをやりとりするなどの努力が必要。「新しい製品で患者さんの命を救う」などの目標を励みに、地道な作業も前向きに取り組める人が向いています。

クリニカルサイエンティストになるためには

求められる資格や経験は、会社によってさまざまです。診療放射線技師や臨床検査技師、薬剤師などの資格が必須の場合や、臨床経験が必要な場合もあります。大学で臨床的な研究をしていた人、資格を持っている人を新卒で採用する会社も。いずれにしても、臨床研究の基礎を理解した上で、新しい製品を作るために医師と話ができる力が必要です。

箱石卓さんの場合

北海道札幌月寒高等学校

北海道大学医学部保健学科 放射線技術科学専攻(4年制)
4年在学し、専門課程を修了することで診療放射線技師の資格を取得

病院にて、診療放射線技師として7年間勤務
患者さんの検査を担当し、臨床経験を積む

株式会社ジェイマックシステム入社
病院の経験を生かしてクリニカルサイエンティストとして活躍

ワンポイントアドバイス
英語ができると、活躍の幅が広がる!

クリニカルサイエンティストとして、英語のスキルがあると仕事をする上では有利。というのも、医療分野の論文や資料は、英語で書かれたものが多いからです。英語ができると、情報収集の幅も広がり、世界最先端の研究に直接触れることができます。企業によっては、TOEICの点数を必要な資格として設けているところもあります。