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尾崎 辰英さん
インタビュー公開日:2020.07.20

クリーニング店舗をマネジメントし、
運営を支援して販売促進を目指す。
「この夏は〝汗抜き加工〟がお勧めです。水洗いできないスーツでも、しっかりと汗を落とし、変色を防ぐ当社自慢の技術です」
心なしか前のめりになって、そう説明する尾崎辰英さん。北海道で老舗のクリーニング会社、株式会社エンパイアーに入社して2年目。この春から、店舗管理の担当者として正式に配属されました。店舗管理というのは、一般的にスーパーバイザーと呼ばれる、マネジメントなどを行う仕事です。
「接客方法の指導を行ったり、衣類やクリーニングに関する知識の共有を図ったりしながら店舗のレベルアップを進め、販売促進(売上増)を目指すことが私の役割です」
本部が企画する〝汗抜き加工〟のようなオプションサービスを店舗に伝えて、お客さまへの提案をお願いしたり、クリーニング加工でトラブルが発生した事例があれば、その情報を即座に流して注意を促すなど、店舗の日々の運営をバックアップしています。
店舗スタッフと意思疎通を図りつつ、
業務そのものをフォローすることも。
尾崎さんは現在、同社の札幌西支店に所属し、管轄する直営の6店舗を担当しています。
「毎日、すべての店舗を回るわけではありませんが、自分でスケジュールを組み、定期的に顔を出しながら、店舗スタッフと意思疎通を図っています」
店のようす、お客さまの動向、課題などについて、最前線で接客を行っているスタッフに直接話を聞き、リアルな現状を捉えて改善策を練ったりするのだそうです。
「日々の運営状況を知り、即座にサポートを行うことも店舗管理の業務。たとえば、仕上がったクリーニングを専用の倉庫に移したり、衣類をお客さまにお届けしたり。店舗業務を直接、フォローすることもありますね」
〝尾崎さん、ちょっと手伝って!〟と、忙しい店から電話が入り、支援に駆けつけることも。店舗のサポーターとして、スタッフが働きやすい環境づくりに汗を流す仕事でもあるのだと尾崎さんは話します。
説明会での社員の穏やかな印象と、
部署を選べる仕組みに惹かれる。
高校でサッカー部に所属していたこともあり、サッカー用品・スポーツ用品を扱う仕事に興味をもっていた尾崎さんでしたが、大学3年生になる頃、迷いが生じます。
「正直に言うと、その興味が徐々に薄れてしまい……。そこで、業種や職種を問わず、多くの会社説明会に参加して話を聞きました」
けれども、決め手が見つからず、どこにもエントリーしないまま4年生に。周囲では就職が決まり、焦りも募るなか、学内での企業説明会で株式会社エンパイアーと出会います。
「若手の女性社員と上司の方が来られたのですが、お二人のやりとりがとても自然で、上下の隔たりが緩やかな印象を受けたんです。社内の温かな雰囲気が滲み出ているようで好感が湧き、積極的に話を聞いていました」
入社1年目は、店舗管理、生産(工場)、セールス、事務の4部門の業務をおよそ3カ月ずつ経験し、そのうえで適性に合わせた部署を選べるというシステムにも惹かれたのだと尾崎さんは話しています。
クリーニングを通してお客さまの
人生の瞬間を支える責任と喜び。
「研修で店舗の受付を経験し、お客さまと接することに面白みを感じました。店舗管理の仕事を選んだのは、その最前線に関わっていけるからなんです」
もっとも、楽しいことばかりではありません。クリーニングの仕上がりなどに対してクレームが発生することも。尾崎さん自らが、お客さまとやりとりすることもあるそうです。
「お客さまのことを最大限に考えつつ、いかにベストな対応策を見つけ出すか。迷ってしまうケースもあり、上司に相談することも、まだまだ多いのが実情です」
そうしたなかでも、社内の雰囲気が和やかで、のびのびと働ける環境なので、いつも前向きに取り組めるのだと尾崎さんは話します。
「お客さまの価値観に触れ、生活に関われることが、クリーニングの仕事の魅力。その方の思いをしっかり捉えて、的確な提案を行えるよう、日々、意識しています」
翌日の大事な会議に着るスーツ、大切なデートのためのワンピース――。クリーニングを通して人生の瞬間を支える責任と喜びがあると力説します。
店舗スタッフとの信頼関係を深め
意見を出し合える環境を目指して。
思いを捉えるということでは店舗スタッフについても同じ。これも、尾崎さんの思いです。
「スタッフのささいな言動にも耳を澄ませて、気になっていること、不安になっていることがないかを感じられるよう、意識しています」
それが、トラブルの芽になることもあるので、アンテナを張って〝異常〟の発見に努めているのだそうです。お客さまが多く、忙しい時はミスが起こりがちなので、店舗に電話をかけて状況を聞くなど、逐一状況を把握。必要に応じてヘルプの方法を考えます。尾崎さんは担当6店舗の経営者とも言える立場なのです。
「今の自分が取り組むべきことは、店舗スタッフとの信頼関係を深めていくことだと思っていますし、それが目標です。互いに意見を出し合い、サービスの質を向上させようという気持ちが生まれて初めて、売上も伸ばせると思うんです」
スタッフから頼られる存在であり、問題が起きた時には即座に解決できる。そんな能力を高めていきたいと意欲を語ってくれました。
シゴトのフカボリ
スーパーバイザー(店舗管理)の一日
8:30
出勤。社内メールの確認、前日の店舗の売上確認、店舗スタッフのシフトをチェック
9:00
自分で立てたスケジュールに沿って店舗訪問に出発
12:00
帰社。昼食・休憩
13:00
店舗からの連絡を受けて訪問
16:00
帰社。売上表などの資料作成
17:00
退勤
シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
資料のファイル
各店舗のスタッフのシフト表、巡回のスケジュールなど、店舗運営に欠かせない資料が一まとめになっています。これがないと、仕事が始まりません。
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

店舗との信頼を築くには、自分から積極的に行動し、とにかくスタッフとコミュニケーションを図ることが大切だと肝に命じて日々、業務を行っています。

株式会社エンパイアー

明治45年に釧路で創業したクリーニング会社。現在は、リネンサプライ、ユニフォームレンタル、介護用品レンタルなど幅広い事業を展開しています。

住所
北海道札幌市北区北23条西5丁目2番37号
TEL
011-726-0161
URL
https://www.empire1912.com

お仕事データ

「現場」と「本部」の橋渡し役。
スーパーバイザー
スーパーバイザーとは
本部の意向を現場に伝達し、
スタッフのマネジメントも担当。

スーパーバイザーの仕事は主に現場のマネジメント(企業によって様々な呼び方があります)。チェーンビジネスを展開する企業やコールセンター業界などで活躍しています。飲食店やコンビニなどのチェーン店では、本部の意向を店舗に伝達しながら、スタッフの教育や売上に関わる商品構成、陳列・在庫管理などを行います。コールセンター業界でも同様の業務に加え、難しいクレームの対応やスタッフのフォローなども担当。スーパーバイザーの中には、エリアマネージャーとして複数の現場を管理することも。いずれの立場でも本部と現場の間を取り持つ「橋渡し」の役割を担っています。

スーパーバイザーに向いてる人って?
リーダーシップがあって、
スタッフの成長を喜べる人。

スーパーバイザーは現場運営のあらゆる業務に携わるので、予想外のアクシデントに見舞われることも多くあります。そのため、いかなるケースに遭遇しても冷静に状況を把握して、的確に指示を出すリーダーシップが必要。また、スタッフとのコミュニケーションを小まめに取り、モチベーションを保つことが売上げに大きな効果をもたらすことも。スーパーバイザーには、スタッフの成長を一緒に喜べる人も向いているでしょう。

スーパーバイザーになるためには

スーパーバイザーになるために特に資格は必要ありません。現場での経験が必要な仕事なので、まずは大学・短大・専門学校・高校などを卒業後、希望する業界の会社に就職するのが一般的です。現場経験から徐々に仕事の範囲を広げていくことで、スーパーバイザーへのステップアップが可能となります。

ワンポイントアドバイス
スーパーバイザーの先は?
現場での実績が道を開く!

スーパーバイザーのキャリアパスを業界別にチェックしておきましょう。飲食店やコンビニなどのチェーン店では、商品開発や販売計画・予算管理などを行うマーチャンダイザーといった別職種へ異動することもあります。アパレル業界では商品の買い付けを担当するバイヤーへと活躍の場を移す例も。コールセンターではマネージャーとして、スーパーバイザーの統括やプロジェクトの目標設定から進捗管理など、より広い視野で部門のマネジメントを担当することもできるでしょう。スーパーバイザーは実績と希望次第で、さまざまなステップアップが見込める仕事です。