株式会社AIRDO
北海道の翼として、1998年に就航した北海道発のエアライン。道内6空港に加えて、仙台・東京・名古屋・神戸・福岡に就航しています。
空港グランドスタッフは、空港内で旅客の搭乗手続き(カウンター業務)と、飛行機への搭乗の案内・誘導(ゲート業務)を行う仕事です。カウンター業務では、チェックインカウンターで旅客の持つ航空券に間違いがないか確認し、手荷物の持ち込み禁止物の案内や重量の確認、預かり証の発行を行います。国際線の場合は、名前の綴りやパスポートの有効期限、ビザなどもチェックします。ゲート業務では、搭乗ゲートで旅客の搭乗手続きや搭乗案内を担当し、飛行機が安全に出発できるようにサポートします。乳幼児や高齢者、障がいを持つ人がいる場合は搭乗を優先させたり、安全に乗れるように配慮を行います。また、トラブルの際の対応もグランドスタッフの重要な役割です。
空港グランドスタッフにまず必要なのは、安全な搭乗をサポートするための注意力。搭乗手続きには慎重な確認作業が必要ですので、細かな所に気がつき、常に注意を怠らない人が向いているでしょう。空港は老若男女、さまざまな国籍の人が利用しますので笑顔で親しみやすい態度を持ち、誰に対しても丁寧な接客を行うコミュニケーション能力も大切。また、柔軟性があり、予測できない状況にも対応できることが重要です。チームで協力し合い、効率的に業務を遂行する意欲のある方も適しています。
空港グランドスタッフになるために必要とされる資格や学歴はありません。ただし航空の知識を学べる専門学校に進学し、安全な飛行機の運行や法律・規則などの知識や語学力を身に付けて入社する人が多いようです。大学で英語を学び、その語学力を生かしてこの職業を目指す人もいるでしょう。卒業後は航空会社に入社して配属されるケースか、空港での地上業務を委託されている会社に入社し、研修を経て現場に至るケースが一般的です。
近年の空港では、専用機械にスマートフォンをかざすだけで搭乗手続きが可能な「自動チェックイン」が進んでいて、空港グランドスタッフの業務が軽減されています。一方で手荷物についての案内や、トラブルの際の対応、搭乗の際の案内・誘導など気づかいが必要な場面では、まだまだ空港グランドスタッフのコミュニケーション能力が重要です。とりわけ、世界中の人々が旅行に訪れる観光立国・日本では、今後も必要不可欠な仕事として活躍が期待されるでしょう。
ほかにもあります、こんな仕事。