高校生・大学生のための北海道の仕事に出会えるキャリア探求サイト

MENU

  • HOME
  • 黒田 竜也さん

黒田 竜也さん
インタビュー公開日:2018.02.13

あらゆる業界と密接な関わりを持つ
システム開発の仕事を選択。
現代の私たちの生活には、インターネットの買い物サイトや銀行のATMなど、コンピューターのシステムが密接に関わっています。
それを設計・開発するのが、システムエンジニア。札幌出身の黒田竜也さんは、東京の大学へ進学し、卒業後は東京のシステム会社に就職。3年前に札幌に戻って来ました。
大学卒業を前にした就職活動の際は、幅広い業種を見て検討したと言う黒田さん。
「特に金融業に興味を持っていましたが、一方で、将来的にコンピューターを使う仕事はより需要が高まると思いました。システム開発の会社なら、銀行のシステムを設計する場合もあるので、金融業や他の業界のことも幅広く知ることができると、システムエンジニアの仕事を選びました」
6年間経験を積みましたが、仕事が忙しくなかなか帰省もできない生活。地元・札幌に戻りたいという気持ちが強まり、Uターンすることを決めました。
企業に合わせてシステムを開発。
相手先の企業に常駐する場合も。
例えば、国や市町村で住民のデータを管理する仕組みや、スーパーマーケットのバーコードで読み取った情報を集約するPOSレジの仕組みなど、さまざまな場面で使われているシステムがありますが、これらはそれぞれの官公庁や企業に合わせて独自に開発されたコンピューターのシステムです。
黒田さんは、最初に勤めた会社で流通業や生命保険のシステム開発を経験。
現在の札幌の会社では、客先である官公庁で、同じように他社から常駐しているエンジニアとチームを組み、保険関係のシステムを作っています。
システムエンジニアは、顧客となる官公庁や企業のシステムを開発するため、先方の事務所に直接出勤して、他の会社の人と机を並べて仕事をする場合も多いのです。
システムを使うのはお客様だから、
人と向き合うことを大切に。
パソコンに向かっていることが多いのかと思いきや、約半分は、顧客のサポートや、エンジニア同士の打合せなど、人と話をしているといいます。
システム開発の会社では、エンジニアと営業がそれぞれ別の部門になっていることが多く、顧客との打合せは営業の社員が行っていますが、今の会社は「総員営業主義」を掲げ、エンジニアが直接顧客の担当者と話し、使う側の状況や要望を直接把握した上で、開発を進めています。
「北海道の会社は東京のように規模が大きくないので、自分が行う仕事の範囲も広くなりました。大変な面もありますが、やりがいの方が勝っていますね。実際に完成したシステムを使うのはお客様ですから、誰がどのように使うのかなど、詳しく聞き出した上で、補助的に必要なシステムを付け加えたりすることもあります」
コンピューターの知識や技術だけでなく、コミュニケーション力の大切さを実感する毎日です。
新たな現場に出会うたびに、
学んで技術を習得しています。
一言でシステムといっても、実は顧客の業種や用途によって必要な技術が全く違うと言います。大手企業のグループ会社などは、いつも同じシステムを取り扱う場合が多いですが、黒田さんは、あえて幅広い業種でさまざまな種類のシステムに取り組む今の会社を選びました。
「新しい現場では、今まで学んだことが通じないこともあり、いつも新たな発見や苦労があります。それが、面白さ半分、苦労半分といったところですね。システムの開発には長い期間が必要で、数年間かかることもあります。それだけ努力をして完成した時の達成感は大きいですよ」
現場で分析しながら覚えていったり、時には外部のセミナーに参加して勉強するなど、新しい仕事に出会うたびに新たな挑戦を続けています。
先の見えない世の中、将来的にも
発展の可能性を持つ産業。
システムエンジニアの仕事の魅力はどんなところでしょうか?
「将来どんな仕事をしようか考えていたとき、この先、世の中がどう変わるかは予測がつかないが、いろいろな業界に精通していれば必ず何かの役に立つと思ったのです。それで、さまざまな業界に通じることができるこの仕事を選びました。
今、今後衰退していく産業やAIに取って代わられる産業のことが話題になっていますが、『人』に合わせてシステムを開発する仕事は、将来的にも衰退しない産業だと思います」
と、先見の明をもって仕事を選んだ黒田さん。
今後は、さらに技術を身につけて仕事の幅を広げること、そして、顧客との折衝や、現場でのマネジメントなど人を動かす力も身につけることが目標だと話してくれました。
シゴトのフカボリ
システムエンジニアの一日
8:30
出向先の企業に直接出勤
8:45
出向先の朝礼に参加
10:00
他社を含めた開発チームで進捗会議
11:00
開発作業(設計書、資料作成)
12:00
昼休憩
13:00
顧客との進捗会議
14:00
開発作業(プログラム作成)
17:00
チームメンバー内で夕方の進捗報告
17:15
定時
残りの開発作業
20:00
退勤
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

私たちが日々向き合っている相手は、コンピューターではなく人。お客様の使いやすいシステムを考える、専門用語を使わずわかりやすく説明するなど、相手の立場に立ち、想いやりを持って仕事に取り組んでいます。

株式会社 北海道キューブシステム

独立系システムソリューション企業として幅広くサービスを提供。急速に変化するビジネス環境の中、顧客の期待・信頼に応える「もの創り」をしています。

住所
北海道札幌市中央区北1条西7丁目4-4 パシフィックマークス札幌北1条6F
TEL
011-271-5600
URL
http://www.h-cube.co.jp/

お仕事データ

システムで人を支える
システムエンジニア
システムエンジニアとは
コンピュータシステム作りの
一連の流れをマネジメント。

コンピュータを動かすためのプログラムとハードを組み合わせ、コンピュータシステムを設計する技術者。具体的にはクライアントからどのようなシステムが必要かをヒアリングする「要求分析」をして、解決方法を決定します。そして「仕様書」と呼ばれる全体図を作成し、システムの骨組みとなる「基本設計」を考案。プログラムの内容をプログラマーなどの開発スタッフに伝えます。プログラムができあがってからは、きちんと動くかテストし、クライアントに納品。こうした一連の流れをマネジメントしていくのがシステムエンジニアの主な役割です。

システムエンジニアに向いてる人って?
IT技術やプログラミングの知識があり、
新しいことを吸収する姿勢も大切。

システムの設計をする以上、ある程度のIT技術やプログラミングの知識を持っていることは大前提。新しいテクノロジーが次々と生まれるコンピュータの世界だからこそ、常に情報を収集し、勉強していく姿勢も求められます。また、クライアントの要望を根気よく引き出すためのヒアリング能力やチームをまとめるコミュニケーション能力も必要です。

システムエンジニアになるには?

学歴や特別な資格は問われませんが、ITや情報処理、データベースの構築、プログラムなどについて専門的な知識やスキルが必要。そのためIT技術・情報処理関係の高専や専門学校、大学の理系学部や情報学部などを卒業するのが一般的です。ただし、最近は社内教育が充実している企業も多く、文系学部出身者や短大卒者、さらに未経験者にもシステムエンジニアとして活躍するチャンスは広がっています。多くの場合、システム開発のプロジェクトでアシスタントとして経験を積んでからシステムエンジニアにステップアップします。

ワンポイントアドバイス
システムエンジニアといっても、
ポジションはさまざま。

システムエンジニアの代表例が「アプリケーションエンジニア」。クライアントの要求に添ってシステムを設計するのが主な仕事です。「サーバーエンジニア」は、その名の通りサーバーの設計や構築、運用・保守を担当する技術者です。「データベースエンジニア」はデータベースの設計や構築、運用・保守が専門分野。他にも「ネットワークエンジニア」や「社内エンジニア」などさまざまなポジションがあります。