苫小牧栗林運輸株式会社
商社から商船、エネルギー、旅行代理店まで、幅広いビジネスを全国ネットで手がける栗林グループの一員。グループ中核を担う栗林商会の「港湾運送事業」に特化。高い技術と正確性を持つ港湾荷役のスペシャリストとして顧客からも高評価。
港湾荷役作業員は、輸出入される商品や原材料を船から陸へ、陸から船へと移動させる仕事を担っています。具体的には、大型クレーンを操作してコンテナを船に積み込んだり降ろしたりする作業や、フォークリフトで貨物を運ぶ作業、貨物の検品や仕分け作業などを行います。日本は島国であり、多くの物資を海外との貿易に頼っているため、港湾荷役作業員は私たちの生活を支える極めて重要な存在と言えるでしょう。
港湾荷役作業は大型機械や重機を扱うため、安全に対する高い意識が必要不可欠です。また、仲間と連携して作業を進めることが多いため、協調性やコミュニケーション能力も求められます。さらに、屋外での作業が中心となるため、暑さや寒さに負けない体力も重要です。荷物の積み降ろしのタイミングは船の入出港に合わせて行われるため、時には深夜や早朝の作業もあります。そのため、不規則な勤務時間にも対応できる柔軟性を持っている人に向いています。
港湾荷役作業員になるには特別な資格は必須ではありませんが、クレーンやフォークリフトなどの運転免許があると有利です。具体的には、「玉掛け技能講習」「クレーン運転特別教育」「フォークリフト運転技能講習」などの資格があると就職や昇進に役立ちます。無資格でも港運会社や海運会社に就職して現場で技術を身につけていくケースがほとんどです。また、体力仕事のイメージが強い港湾荷役ですが、最近ではコンピュータシステムを使った物流管理や、自動化された機器の操作など、IT関連の知識が求められる場面も増えてきています。
かつての港湾荷役作業は、体力勝負の仕事というイメージがありましたが、現在は体力の負担が少ないぶん、大型機械の操作やIT技術を活用した物流管理など、より専門的な知識やスキルが求められるようになってきました。また、環境問題への意識の高まりから、省エネや排出ガス削減などの環境対策に取り組む港も増えているため、環境技術に関する知識や経験も今後重要になってくるでしょう。
ほかにもあります、こんな仕事。