なかお眼科
平成10年に開設し、地域に根付く眼科。お子さまの視力、角膜疾患、緑内障などを含む眼科一般検査に対応しています。
眼科医の指示にもとづき、目の検査や機能回復の訓練などを行うスペシャリスト。仕事は大きく四つの分野に。一つは視力や眼圧、視野、色覚、光覚などを検査する眼科一般検査。二つ目は斜視や弱視の患者さんに両眼視機能を回復させるための訓練・指導を行う視能矯正。三つ目が地域で行われている乳幼児健診や学校健診などの健診業務。最後は加齢や生活習慣病により視力が低下してしまった人のリハビリ指導です。視能訓練士は乳幼児からお年寄りまで、幅広い世代の目の健康を守るお手伝いをしています。
視能訓練士は眼科医の診療に直結する検査を行う仕事。一つのミスが重大な事故につながりかねないため、何度も確認を行い、きっちりと確実に仕事を行える几帳面さが求められます。また、斜視や弱視については乳幼児のころに発症することが多く、早期治療が改善のカギ。子どもが何を感じているのか、何を伝えたいのかを読み取らなければなりません。このように患者さんと上手く意思疎通を図るコミュニケーション能力も大切な素養です。
視能訓練士として働くためには視能訓練士国家資格への合格が必須。高校卒業後、国が指定する視能訓練士養成施設(大学・専門学校)に進んで受験資格を得るのが一般的なルートです。短大などで指定科目を履修した後、視能訓練士養成施設で必要な知識や技術を1年~2年かけて修得するルートもあります。あまりメジャーではありませんが、外国の視能訓練士の学校を卒業する道も。国家試験合格後は、眼科医院や病院に就職します。
高齢者が増えていることから、目に問題を抱える人も多くなっています。この傾向が後押しして、眼科分野のスペシャリストである視能訓練士のニーズは拡大中。最近は有資格者数も増えていますが、まだまだ人数が足りていないのが現状です。今後、しばらくはチャンスが広がっている職業といえるでしょう。