お仕事データ

家財道具を転居先へ。
引越し作業員
引越し作業員とは
建物や家財道具に傷をつけず、
お客様の荷物を慎重に運ぶ仕事。

個人の転居や会社の移転などに伴い、家財道具を運び出して新しい住所に届けるのが引越し作業員の仕事。具体的には、運搬の際に壁や床を傷つけないよう養生(テープやシートで保護)し、ダンボールに詰めた荷物の他、テーブルや椅子、家電などを手分けして運び出します。引越しのプランによっては、食器や衣類の梱包に携わることも。転居先ではトラックから荷物を下ろし、荷ほどきをして指定の場所にセッティング。時には照明器具の取り付けや家電の設置をすることもあります。建物や家財道具に傷をつけず、荷物を破損させないように慎重に作業を進めることが大切です。

引越し作業員に向いてる人って?
体力とコミュニケーション能力があり、
段取りも得意な人。

引越し作業では重い家具や家電を持ち上げることも多く、体力に自信がある人には向いている仕事です。多くの場合はチームで作業を進めるため、仲間とコミュニケーションをとりながら連携するスキルも不可欠。引越しでは梱包も重要な役割を果たすため、収納や片付けの技術が役立つことも少なくありません。また、テキパキと荷物を仕分けし、運ぶことが求められるため、段取りが得意な人にもオススメです。

引越し作業員になるためには

引越し作業員になるために必要な資格や学歴はありません。高校、専門学校、短大、大学などを卒業後、運送会社や引越し業者に就職するのが主なルート。学生時代に引越しのアルバイトスタッフとして働き、そのまま正社員に登用されるケースも少なくないようです。ドライバー兼荷物の運搬を担うこともあるため、クルマの免許を取得しておくと、より重宝されるでしょう。

ワンポイントアドバイス
お客様との距離が近く、
人生ドラマにもふれられる仕事。

引越し作業員はお客様との距離が近い仕事の一つです。さらに、引越しは進学や結婚、出産、転勤といった「転機」に行うことが多いため、さまざまな人生ドラマにふれられるのも魅力。「子どもが生まれたので、家を建てて住居を移すんです」「進学に伴って新しくアパートを借りました。新生活が楽しみ」。こうした明るい話題を聞きながら、荷物を運んだことに対し、「ありがとう」の言葉が直接受け取れるのは何よりのやりがいになるでしょう。