私たちの「食」や「暮らし」を支えるスーパーマーケットで働くのがスーパーマケット店員です。仕事内容は部門によって異なり、レジ部門では主にレジ打ちや接客、精算業務、水産・鮮魚部門では魚の下処理やパック詰め、精肉部門では肉のスライスや陳列、青果部門では野菜のカットなどを担当。他にも惣菜部門で弁当や揚げ物を作ったり、グロサリー(調味料やお菓子など比較的賞味期限が長いもの)部門や日配(牛乳や豆腐など比較的賞味期限が短いもの)部門などで品出しや売場のレイアウトを行うなど、幅広い仕事があります。店長をはじめとする役職者の業務は、パート・アルバイトスタッフのシフト作成や商品の発注、売上・予算の管理といったマネジメントがメインです。
スーパーマーケット店員はお客様に商品の場所を尋ねられたり、魚を三枚におろすようお願いされたり、接客が多い仕事です。そのため、人と接することが好きで、温かい対応に自信があるタイプには適性があります。また、テレビや雑誌に取り上げられた商品が爆発的に売れることもあるため、流行に敏感なことは売上アップにつながるはずです。自らが思い描いた企画にチャレンジしたり、斬新な売場を手がけたり、アイデアを形にしたい人にも向いているでしょう。
スーパーマーケット店員になるために必要な資格はありません。一般的には、高校や専門学校、短大、大学卒業後にスーパーマーケットの運営企業に就職するケースが多いようです。また、アルバイトスタッフから正社員登用されることも少なくありません。未経験でも意欲を重視する職場が多いことから、知識やスキルを育む入社後の研修は手厚く整っている企業がほとんどです。
スーパーマーケット業界は、昔から女性が数多く活躍する「女性型企業」といわれています。正社員登用も増加傾向にあるとされ、結婚・出産といったライフイベントを経ても働き続けられるよう産休・育休制度や復帰後の時短勤務などの労働環境も整っている職場が多いようです。また、店長やチーフを中心とする管理職に登用されるケースも増えています。今後、ますます女性の活躍が期待される業界です。
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