お仕事データ

研究や教育、学校運営を。
大学教授
大学教授とは
自身の研究に熱を入れながら、
学生の教育や就活にも携わる仕事。

大学教授の仕事は主に3つに分けられます。一つは自身の専門分野の「研究」。自分の研究テーマを決め、大学や国などから研究費を得ながら、実験やフィールドワーク、分析を重ねて論文を執筆します。二つ目は講義やゼミを通じた「学生教育」。担当科目のカリキュラムを作成し、講義を行う他、ゼミで学生の卒業論文や修士論文・博士論文の指導を行います。その他、大学の経営や運営、学生の就職活動のバックアップといった役割も求められます。

大学教授に向いてる人って?
興味のあることを深く考察し、
分かりやすく伝えることができる人。

研究活動は試行錯誤の繰り返しともいえるため、その原動力となる探究心は不可欠。興味のあることを深く考察し、自分が得た知識を論文などで分かりやすく人に伝える力も求められます。また、理系でも文系でも、ものごとを整理して論旨を組み立てる論理的思考も必要。学生に向けた授業を行うため、コミュニケーション能力も大切です。

大学教授になるためには

大学教授になるためには「博士号」が必要。そのためには、まず大学院で「修士」を取得し、博士論文に合格することが博士号取得の条件です。博士課程の修了後、最初は助教や講師として採用され、その後、准教授から教授へと時間をかけてステップアップするのが一般的です。大学院を併設する学校は全国的にも限られおり、文系・理系ともに、自身の研究分野を活かせる学校を見つけておくことも大切でしょう。

ワンポイントアドバイス
大学教授は多方面の「副業」で、
収入アップを目指すことも可能です。

大学教授は副業をすることが認められているため、非常勤講師をするといった活動によって収入を増やすことも可能です。自身の研究成果によっては、テレビのコメンテーターなどを依頼されたり、特許を取得して収入を得たりすることもできます。さらに、本の執筆やベンチャー企業の設立、セミナーなどの講演、公共機関の顧問など、多方面で活躍することもできるのです。