自身のアイデアやビジョンを実現するために会社を設立し、その経営を担う仕事をします。立ち上げ段階では、事業計画の策定や資金調達など、会社の基盤づくりに注力。事業が軌道に乗り始めると、マーケティング戦略の立案、営業活動、人材採用・育成、財務管理など、会社の成長に必要な様々な業務をこなします。社員が増えてくると、組織のマネジメントやリーダーシップの発揮も重要な役割となるでしょう。一人で何役もこなしながら、常に新しい課題に挑戦し続ける職業です。
確固たるビジョンを持ちながら、実現するための情熱と行動力を備えた人です。新しいアイデアを考え出すことが好きで、変化を恐れず、ピンチをチャンスとして捉えられる柔軟性も重要。困難に直面しても諦めない強い精神力を持っている人が向いているでしょう。さらに、周囲の人々と良好な関係を築き、チームをまとめるリーダーシップがある人や、数字の管理といった経営感覚に優れた人も起業家に適していると言えます。
起業家になるためには、経営に関する知識やスキルを身に付けることが必要です。財務、マーケティング、法務などの基礎知識は、大学や専門学校での学習、実務経験、セミナー参加、ビジネス書などを通じて習得できます。ただし、「起業」は目的ではなく手段です。まずは自分がどんな仕事を通じて、どんな課題を解決したいのか。自分の心に問い掛けたり、世の中に注目して、核となるビジョンを明確化していきましょう。
いきなり大きな会社を設立するのは、同じぐらい大きなリスクが伴います。まずは自分だけ、少人数だけでも確実に成果を出せる「スモールビジネス」からはじめ、成功を急がずコツコツと進めてみるのが賢明です。小さなアイデアでも、まずは自分の強みや、心に秘めた情熱を活かせるビジネスを見つけることから始めましょう。アイデアがない人は、様々な挑戦をしたり、人の助言からヒントを得られるかも知れません。
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