サッカーや野球、テニスやボクシング、相撲などのスポーツを職業とする人。いつの時代もあこがれの対象であり、一流アスリートともなれば億単位の年収を稼ぐ人もいます。ただし、完全な実力主義の厳しい世界。収入は自分で獲得しなければならず、実力がなくなれば引退も余儀なくされます。ケガをしてしまうと試合に出場できなくなることから、体調管理も重要な仕事。華やかな舞台の裏では常にプレッシャーと戦っています。想像もつかないほどの努力が必要な分、人々に夢や感動を届けられる価値ある仕事です。
体を動かすのが好きでスポーツが得意ということは大前提。競技によって必要なスキルは異なりますが、共通して大切なのは「負けず嫌い」や「自己肯定感」。多くのプロスポーツ選手は「周りの選手に負けたくない」または「自分自身に負けたくない」という思いから練習に励み、自身の力を引き出しています。例え良い結果が出ないとしても、辛抱強くトレーニングを積み続けられるようなタイプも向いているでしょう。
多くのスポーツでは特別な資格は必要なく、競技によってプロスポーツ選手になる方法はさまざまです。王道ルートとしては大会で優れた成績をおさめてプロチームからスカウトを受けたり、プロテストに合格したりすること。スポーツが強くたくさんのアスリートを輩出している学校に進学するのも近道です。
※プロゴルファーやプロボクサーなど資格が必要な競技もあります。
プロスポーツ選手が引退後に何をするのか気になる人も多いはず。一流アスリートであれば解説者やタレントへ転進することもありますが、ごくわずかなケースでしょう。一般に引退後は所属団体や協会の職員となったり、教育機関やスポーツ教室などで指導者として仕事をすることが多いようです。Jリーグでは再就職を支援する「キャリアサポートセンター」を設置するなど、最近は第二の人生をフォローする動きも活発。体力やメンタルに優れ、前向きな人が多いプロスポーツ選手は、営業職など他業種でも大いに活躍が期待されています。
ほかにもあります、こんな仕事。