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SE-YAさん
インタビュー公開日:2019.10.08

3歳から劇団で経験を積み、
留学を経て本格的にダンスの道へ。
3歳から札幌のミュージカル劇団「劇団フルーツバスケット」に入団し、演技や歌、ダンスに親しんできたSE-YAさん。最初は友達と通うのが楽しいという感覚でしたが、小学6年の時にストリートダンスを習い始めてから、ダンスに深くのめり込み、道内のコンテストで多数入賞を果たしました。「海外でもダンスがしたい」という目的で、留学制度のある石狩南高校に入学し、カナダに1年間留学。留学先でもコンテストなどに出場し頭角を表しました。
「本格的にダンスの道に進もうと決めたきっかけは、帰国してからコンテストで優勝したこと。そこでダンサーになろうと決意が固まったんです」。そして高校卒業後は、東京へダンスの修行に行くことにしました。
ショーやバトル、活躍の場が多い
東京でまずは修行!
ダンスのシーンは、互いに競い合うコンテストやバトル、お客さんに見せるショー、バックダンスなどがありますが、北海道はまだダンスの仕事は少なく、お客さんに見せる機会も多くありません。東京は、コンテスト、ショー共に出る機会が多く、ゲストとして来る海外の有名なダンサーを見るなど学ぶ場も圧倒的に多いのです。
「劇団で学んでいた芝居や歌は言葉があるので伝わりやすいですが、ダンスは言葉がないので難しい。でも、コンテストで優勝した時、『伝わった』という手応えを感じました。そこで東京で技術を磨き、さらに『伝わる』ダンスの表現を身につけ、北海道に持ち帰ろうと思いました」
東京では地道に人脈を作り、バックダンスや振り付け、インストラクターの仕事を得て、徐々にダンスだけで生活できるように。そうして4年間学び、札幌に帰ってきました。
北海道を愛する仲間と集結。
ぶつかり合って作品を仕上げます。
札幌で待っていてくれたのは、学生時代に仲間2人と結成したチーム「U.S.H(U:生まれも、S:育ちも、H:北海道)」のメンバーでした。それぞれ単独で東京や海外に出る時期を経て、愛する北海道に集結しています。
チームでコンテストに出場する場合は、3分の作品を作るのに4カ月間かけ、熱を入れて取り組みます。「毎日夜中に集まって話し合いや練習をし、心身共にすり減っていきます。メンバーもお互いにギスギスしてきて、顔も見たくなくなることも(笑)。音楽を探して編集したり、振りを作ったりすることにも時間をかけています。終わった時は解放感がありますが、やはり力を入れたぶん、優勝できないとガックリ落ち込みますね」
インストラクターとしても、
名実ともにさまざまな成果が。
一方、インストラクターとしても精力的に活動しており、2017年には「清也塾」を立ち上げ、幅広い年代の生徒が通っています。「北海道でダンサーの価値を高めるために、今までにないレッスンを模索しています。一人一人の個性を育てるメニューを組んだり、時には音楽を理解するために、ヒップホップの歴史や聞き方を伝えることもあります」
また、外部では札幌大学ストリートダンス部「:SPADE」の講師も務め、2019年には全道大学ダンスバトル・アルキタ杯で、初優勝を果たしました。
「やはり、生徒が結果を残すのが大きな喜びです。それだけでなく、『音楽が好きになった』とか、普段から挨拶や礼儀も重視しているので『挨拶が良いとほめられた』『面接に活かせた』という声もうれしいんです」
北海道でダンサーが輝くため、
挑戦し続けています。
SE-YAさんのように、北海道でダンス1本で活躍できる人はそう多くはなく、未だ厳しい道です。「北海道ではまだまだダンスシーンが狭いので、ダンサー同士が協力し合って盛り上げています。もっと頂点のレベルを上げていくために、僕も挑戦し続けています」
今の生徒たちが活躍できる将来のためにも、北海道でのダンサーの地位向上と、ダンスシーンの活性化に努めているSE-YAさん。「『君は競技者になるのか、表現者になるのか』とはダンス界でよく問われることですが、僕は全部やりたいし、総じてダンスをやっていると言えると思っています。生徒たちもいろいろなものを見て知って道を決められるように、きっかけ作りをしていきたいですね」
シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
ダンスはいつも音楽と共に
愛用しているワイヤレスのイヤホンスピーカー。音楽を聴くための道具は、常に必須です。踊っている時だけでなく、移動中やバトル前の待ち時間にも聴いています。
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

伝える、伝わることをずっと大切にしてきました。自分がやっていることを伝え、発信しないと発展もありません。自分も伝えて、相手からも受け取ってキャッチボールを繰り返し、独りよがりにならないように心掛けています。

インターンシップ 職業講話

SE-YA

今の北海道のストリートダンスシーンで最も注目を集め、実力・人気も兼ね備えたダンサー。「清也塾」を主宰し後進の育成にも努めています。

URL
http://www.egg-sapporo.jp/talent/mens/se-ya.html

お仕事データ

自らの体を使って表現!
ダンサー
ダンサーとは
音楽やリズムに合わせ、
体の動きで豊かな感情を表現。

音楽やリズムに合わせ、ステップやパフォーマンスを繰り出すことで豊かな感情を表現するのがダンサー。クラシックバレエやコンテンポラリーダンス、ジャズダンスから、ストリートダンス、社交ダンス、タンゴやフラメンコなどの民族舞踊まで、ジャンルは多種多彩です。ジャンルと同様に踊りの表現やバリエーションも豊富。ダンサーはステージやクラブイベントでダンスを披露するだけでなく、ミュージカルやテレビ番組、映画などに出演する他、ダンススタジオの経営者や講師、振付師としても活躍しています。

ダンサーに向いてる人って?
ダンスが好きという強い思いを持ち、
自らの体調も気遣える人。

ダンサーとして大切なのは、踊ることが好きという気持ち。体全体を使ってその思いを観客に伝え、見ている人を楽しませようとするホスピタリティーも重要です。キレのあるダンスを披露するには高い身体能力が必要な一方、ケガや故障を防ぐために自分自身の体を細やかにメンテナンスすることも求められます。ダンサーはステージ上でいつもキラキラと輝く存在であることから、前向きで明るい性格の人も向いているでしょう。

ダンサーになるためには

ダンサーは特別な資格や学歴が求められる職業ではありません。決まったルートがあるわけではありませんが、スポーツ系・ダンス系・舞踏系のコースを置く専門学校やダンス教室に通い、基本的な技術を学ぶケースが多いようです。また、ストリートに出て独学を重ねる人もいる他、劇団やテーマパークに所属したり、オーディションやコンテストに参加したり、積極的にチャンスをつかみにいくことが第一歩となります。

ワンポイントアドバイス
指導者やダンススタジオ経営の道も、
ニーズが高まっていく予感!

ここ最近、ダンスは他分野とのコラボレーションも進み、新たなエンターテインメントが生まれる可能性を秘めています。新学習指導要領により中学校の保健体育の授業でダンスが必修化されたこともあり、ストリート系のダンスに興味を持つ子どもも多いようです。今後はダンサーを目指す若者が増えることが予想されるため、指導者の道やダンススタジオを経営する道もニーズが高まるでしょう。