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佐々木 さとみさん
インタビュー公開日:2018.01.15

人の心に思い出を残す仕事を探し
結婚式の企画・運営の会社に。
結婚式は、新郎新婦にとって、また家族にとっても、一生の思い出に残る大切なものです。一つの結婚式を挙げるには、どんな会場にするか、ドレスは、お花は、招待状は…。考えることがたくさんあり、たくさんの専門家が関わります。
それらのアイデアの提案から手配まで、一手に引き受けてくれるのがウェディングプランナーです。
佐々木さとみさんは、結婚式を企画・運営する札幌の会社での勤務を経て独立し、フリーランスのウェディングプランナーとして活躍しています。
「20歳で進路に迷っていた時、『目が見えなくなっても、耳が聞こえなくなっても、思い出はいつでも思い返せるのではないだろうか』と考え、人の心に思い出を残す仕事を探すことにしました。求人情報サイトでたくさんの職業を見た中で、ウェディングプランナーが自分の求めているものに一番合っていると思ったんです」
テーマ作りから細かい準備まで、
式の準備は幅広い対応が必要です。
結婚式を作り上げるプロセスは、結婚が決まった新郎新婦から相談を受け、希望を聞くことから始まります。
新郎新婦の希望をもとに、会場と、全体を通して表現したいテーマを決め、それに沿った衣装、花、会場の装飾、料理などを考え、それぞれの専門家に交渉して内容や金額の見積を出し、確認しながら準備を進めていきます。さらに、会場でかける音楽や、式のプログラムの計画も、新郎新婦と打合せしながら同時に立てていきます。
当日は、各セクションの担当者に指示を出して会場を設営し、招待客をお迎えしたり、プログラムに沿って進行します。式が終わった後は後日、編集した写真や映像などを新郎新婦に納品します。
「『始めまして』から『お幸せに』まで、トータルでサポートしています。どんな結婚式にしたいかという大きなテーマ作りから、細かい備品の準備まで、携わる内容は幅広いです」
最初は言葉にならなかった夢が、
形になった瞬間の喜びはひとしお。
新郎新婦の多くは、最初から希望の結婚式を具体的に思い描けているわけではありません。佐々木さんは、まだ言葉になっていない思いを引き出し、形にしていくのです。
そして、希望した結婚式を実現するには、予算や施設環境などの関係で難しい場合もあります。そこを、各専門家と相談して折り合いをつけていくのが、腕の見せどころです。
「たくさんの打合せや準備を重ねてきたものが当日に形になった空間を、新郎新婦と一緒に目にする時が、一番うれしい瞬間ですね。その空間で祝福されているお二人を見て、『お幸せに!』と言って見送る時の気持ちは何とも言えません」
そんな結婚式が終わっても、夫婦との交流が続いていく場合もあります。結婚生活で困ったことの相談を受けたり、お子さんが生まれて初めてのキャンプに同行したり、お子さんの1歳の誕生日記念の家族写真撮影をプロデュースしたり…。
人生の大切な瞬間を親身に作り上げてくれた佐々木さんへの信頼感や感謝が伺えます。
北海道には結婚式にも活用できる
素敵な資源がたくさんあります!
現在は会社を退社し、フリーランスでプランナーをしている佐々木さんが掲げるコンセプトは、「その人の思い出を“温(たず)ね”形にすること」。
結婚式当日を思い出に残すことももちろんですが、新郎新婦のこれまでの思い出を引き出してその大切さを確かめ、結婚式で表現しています。
北海道は、全道各地に結婚式に活用できる資源があると考え、拠点を札幌から地方に移し、料理の食材や、花を作る農家、ものづくりをする職人などの人脈を広げています。
苫小牧で結婚式を挙げた新郎新婦は、お互いに子どものころに家族でキャンプに行った思い出を持っていました。その思い出を表現するために、キャンプをコンセプトにした結婚式を提案。当日の装飾の一つとして、結婚式を行うレストランを囲む森の間伐材を使用したカッティングボードづくりを新婦と企画、職人を交えて制作しました。
人のために心を尽くす仕事。
アイデアは無限!いつも情報収集。
「人に対して何かしてあげたいという思いを持っている人に向いている仕事だと思います。また、結婚式でできることのアイデアは無限にあるので、さまざまなことに興味を持ち、結婚式に応用できないかと考えることができる、好奇心の強い人に向くと思います」
アイデアのヒントを集めるため、常日頃からインターネットを検索し、さまざまな情報を見ている佐々木さん。
例えば、冬の北海道は、雪の影響を心配する人が多く、結婚式が少なくなりますが、夏は忙しい農家の方の結婚式をビニールハウスで挙げるなど、プラスに転じる案を考えているとか。
人の思い出を形にする仕事は結婚式にとどまらず、今は、記念写真の撮影、自分史の編さんなど、幅広い提案を行っています。枠にとらわれず、やりたいことができるのがフリーランスの強みだと話してくれました。
シゴトのフカボリ
ウェディングプランナーの一日
6:00
起床
メールチェック
インターネット検索でリサーチ
7:00
朝食
打合せの資料作り
9:00
身じたく
移動
11:00
打合せ場所に到着
お客様との打合せ
13:00
昼食
14:00
装飾デザイナーとの打合せ
16:00
リースアイテムの見学
17:00
打合せ終了
19:00
帰宅
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

進路に悩んだら、その答えは必ず自分の中にあります。ウェディングプランナーは情報が少ない職業なので、他の対人サービス職を検討してたどり着く人が多いです。自問自答して答えを見つけたら、それを貫きましょう!

シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
新郎新婦や同僚からの手紙
今まで携わった新郎新婦からいただいたお手紙や、会社を退職する時にスタッフが作ってくれたアルバムは、今までやってきた仕事が良かったと、自分を支えてくれるものになっています。
インターンシップ 職業講話

the day. Produce

結婚式で思い出を作り上げるだけでなく、誰もがすでに持っている思い出を確かめ温め直し、お客様にとっての人生最良の日「the day」を形にします。

URL
https://the-day-produce.com/

お仕事データ

最良の一日を形にする
ウェディングプランナー
ウェディングプランナーとは
新郎新婦の幸せのために、
結婚式をプロデュース。

カップルの結婚式をプロデュースするのがウェディングプランナー。仕事は大きく3つに分かれ、まずは結婚式場の見学に訪れるカップルに会場の魅力を伝えて選んでもらう「新規接客業務」が一つです。その後はお客様のご要望を聞きながら、日程や予算、式の雰囲気や衣裳などを詰めていく「打ち合わせ業務」を何度も重ねます。最後は「当日の運営」。手配している備品や会場レイアウトなどが事前の打ち合わせ通りか確認しながら、式の進行をチェックして各スタッフを動かしていきます。ウェディングプランナーは「新郎新婦を幸せにする」という魅力にあふれた人気が高い職業です。

ウェディングプランナーに向いてる人って?
人を喜ばせ、誰かの幸せを
手伝いたいという献身的なタイプ。

「誰かの幸せをお手伝いしたい」という献身的なタイプや、友人の誕生日や学校祭などで人を喜ばせるような演出が好きな人は向いています。また、カップルのご希望や予算を聞いた上で、その願いを具体的な形にするというプランを組み立てる想像力も必要です。事前の綿密な打ち合わせからスケジュール管理まで、注意深く、几帳面に物事を進められる力も求められます。

ウェディングプランナーになるためには

ウェディングプランナーは学歴や資格を問われることがあまりなく、未経験からでもホテルや結婚式場で働いている人は少なくありません。とはいえ、大学や専門学校、スクールでブライダルの専門知識を勉強した人は就職の際に有利なケースが多いようです。国家資格ではありませんが、ブライダル関係団体による民間資格もあるため、それらを取得することで仕事に生かすこともできます。

ワンポイントアドバイス
ウェディングスタイルは進化中!

ここ最近は、カップルの結婚式に対するこだわりが強まっている傾向があります。例えばプロジェクションマッピングを使って会場を彩ったり、新郎新婦から受取ったキャンドルの火をお隣のゲストにリレーしていく「キャンドルリレー」を行ったり。流行は「ゲストをもてなす」から「ゲストも一緒に楽しめる」スタイルに変わり、全員参加型の企画も増えています。また、海外で結婚式を挙げるカップルが増加していますので、国外でウェディングプランナーとして働くことも夢ではありません。