北澤建設工業株式会社
1958年、ブロック工事業として事業を開始して67年、苫小牧の老舗企業です。住宅の外構工事のほか、新築工事、増改築工事なども手がけています。
外構工事職人は、住宅の外回りを美しく機能的に仕上げる専門家です。庭づくり、門やフェンスの設置、カーポート、ウッドデッキ、アプローチ、花壇、水栓、照明設備など、住まいの外観に関わる様々な工事を担当。一般的に現場の測量と設計図の確認から始まり、基礎工事、資材やパーツの組み立て、仕上げ作業へと進めていきます。お客様の要望に合わせた提案力と、各種工具を使いこなしてニーズを形にしていく技術力が必要。住まいの第一印象を左右する重要な仕事です。
外構工事は目に見える仕上がりが重要なため、細部までこだわれる几帳面さが求められます。また、屋外での作業が中心となるので、ある程度の体力があり、天候の変化にも対応できる人が向いているでしょう。お客様の要望を形にするために、図面を読み取る力や空間を立体的に想像できる能力も大切。さらに、チームで働くことが多いため、コミュニケーション能力も求められます。
外構工事職人になるために必要な資格はありません。高校や専門学校、短大、大学を卒業後、外構工事や造園、エクステリア関連の会社に就職するのが一般的なルートです。未経験からでも始められますが、造園や建築に関する基礎知識があると有利。入社後は先輩職人について基本的な技術を学び、経験を重ねながら一人前を目指します。また、コンクリートの練り方や石積みの技術、植栽の知識など、様々な技能を習得することで仕事の幅が広がります。
住宅の外構は、単なる見た目の美しさだけでなく、家族の安全性や使いやすさも重要なポイントとなります。近年は、環境に配慮した素材選びや、防災機能を高める工夫など、外構に求められる役割も多様化している傾向。技術を磨きながら、時代のニーズに合わせた提案ができると、より多くのお客様から信頼されるでしょう。完成した住まいの「顔」が長く愛され、街の景観を彩る一部になることが、この仕事の大きなやりがいです。