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鳥井 敬介さん
インタビュー公開日:2018.05.02

社会全体に役立つ仕事がしたい、
その思いで勉強し司法試験に合格!
法律や判例をもとに、争い事や問題を解決する弁護士。
鳥井敬介さんは、法律事務所に勤務する弁護士として活躍しています。
大学を選ぶ時に、「社会全体に幅広く役に立てる仕事がしたい」と考え、法律に関わる仕事、特に弁護士を志すようになりました。
当時は、「法律で物事がはっきりと割り切れて、わかりやすいものだと思っていました」という鳥井さん。しかし大学で学んでみると、法律の一言一句に意味があり、それを解釈して活用していくところに難しさを感じたといいます。
大学卒業後、法科大学院に進学し、さらに司法試験に向けて勉強。
見事1回目の挑戦で、司法試験に合格しました。
司法修習を経て、弁護士事務所に。
相談される内容は多種多様です。
司法試験に合格すると、1年間の司法修習があります。座学での講義のほか、検察庁、裁判所、弁護士事務所を回り、実務を経験します。
司法修習が終わると、正式に弁護士として登録されます。鳥井さんは、大学での勉強や司法修習を通して裁判に多く携わりたいと思い、裁判・訴訟を数多く取り扱っている現在の弁護士(法律)事務所に就職しました。
事務所には、交通事故、債務整理、離婚などの相談が日々寄せられます。北海道は離婚の件数が多いほか、冬場は交通事故の相談が増えます。
「交通事故などの裁判ではこちらがいかに事前準備をするかが大切ですが、離婚などの家事調停では、相談者の言いたいことを汲み取っていかに的確に説明するかに重点を置きます。扱う内容によって対応は幅が広いですね」
書類の作成は重要な仕事。
結果が書類で左右されることも。
弁護士というと法廷で議論している姿が浮かびますが、その裏には地道な作業が。
裁判や紛争の解決には、書類の提出が必要になります。相談者の望む解決の方向と問題点を把握し、法律を駆使して書類を作成していきます。
試験勉強では、裁判の目的や問題点があらかじめ書いてありましたが、実際に関わるときは、そこから探っていかなければなりません。
実際の案件では、目的は多様です。相談者がどのような方向に解決を望んでいるかを把握しなければなりません。
また、望んだ解決を目指すにあたっての課題も実にさまざまです。
そして、弁護士が作成する書類の質が、結果を左右することもあるといいます。
思いどおりいかないことも多く、
細かいことに気づける力が必要。
相談者から聞いた話をもとに、意図したとおりに解決できればそれに越したことはないですが、実際には簡単に事が運ぶことはそう多くはないようです。
相談者が自分にとって不利な情報を隠していることも珍しくはありません。
そのため、弁護士に必要な能力は、資料などを見て、細かいことに気づけることだとか。
不自然だと思う点があれば、さらに話を聞き、新たな情報を得ることができます。そうすることで、相談者に不利な情報を裁判で指摘されて初めて知る、という事態も防げます。
反対に、相手に指摘できる部分に気付くことと、交渉する度胸も必要だといいます。
「困っていた相談者の方が、任せるだけで気が楽になったと思ってもらえる時、問題が解決して感謝される時など、頼りにされていると思うと、この仕事のやりがいを感じます」
弁護士次第で結果が覆ることも。
技術を高めるために日々研鑽!
弁護士は若くして独立して自分の事務所を構える人も多く、鳥井さんの同期でもすでに独立した人もいるそうですが、自身は、独立したいという思いはあまりないとか。
所属している事務所で問題解決に全力投球できる環境が合っているといいます。
「書類作成も証人尋問も、もっとうまくできるようになりたいと思い、努力を重ねています。
裁判では、書類の質と、証人尋問のやり方次第で結果が覆ることもあり、言わば相談者の人生を変えることにもなります。
丁寧に事前準備をして真実を見抜き、相談者の方が納得できる結果が導けるように、経験と勉強を積んでいきたいですね」
シゴトのフカボリ
弁護士の一日
9:00
出勤
10:00
事務所で相談業務
11:00
裁判の書類作成
12:00
昼休憩
13:00
裁判
14:00
資料収集、裁判の書類作成など
19:00
退勤
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

法律は難しくわかりにくいものですが、相談者の方にわかりやすく伝えることはできると思っています。相手の方のことを考えて、丁寧に誤解のないように説明するように、日々心掛けています。

シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
革のクリップボード
事務所に入所した時に、長く愛着を持てる物をと思い、購入しました。本革で、自分の名前が入っています。打合せや相談業務の時に使ったり、書類を入れて持ち歩いています。
インターンシップ 職業講話

弁護士法人 赤渕・秋山法律事務所

25年以上の豊富な実績を持ち、離婚、相続、企業に関する相談などを幅広く扱っています。弁護士3名体制で、迅速でより良い解決を目指しています。

住所
北海道札幌市中央区南1条西11丁目 コンチネンタルビル5階
TEL
011‐221‐6868

お仕事データ

法律を駆使して問題解決
弁護士
弁護士とは
高度な法律の知識を武器に、
人々の権利や利益を守る仕事。

法律の専門家として人々の権利や利益を守り、話し合いや交渉、法的手続きによって問題を解決する仕事。金銭の貸し借りや離婚、相続などの「民事事件」では、依頼人の代理人となって双方の主張を聞き、解決の糸口を探ります。話し合いで解決できない場合は証拠をそろえた上で法廷で争うことも。窃盗、傷害、殺人など警察が介入する「刑事事件」では被疑者の弁護人として被疑者の権利を守るために活動します。被害者との間で示談(話し合いで解決すること)になることもありますが、無罪や刑罰の軽減を勝ち取るために法廷で争うこともあります。

弁護士に向いてる人って?
勉強熱心で根気強く、
依頼者のためにまっすぐ進める人。

司法試験に合格するには勉強熱心であることは大前提。何より、人の権利や正義のためにまっすぐに突き進める誠実さが大切な素養です。また、正しい判断ができる冷静さに加え、調査やデータ収集、案件にまつわる専門知識の吸収など根気強さも持っていると、この仕事により向いていると考えられます。さらに、駆け引きのうまさ、依頼者や裁判官を納得させられる説得力も身につけられるとなお良いでしょう。

弁護士になるためには

弁護士への道のりとして一般的なのは大学の法学部へ進学すること。卒業後は法科大学院(ロースクール)に進学し、修了すると司法試験の受験資格が得られます。司法試験は受験資格を得てから5年以内でなければ受けられないので要注意。合格後は約1年間の司法修習を受け、司法修習生考試に合格した後にようやく弁護士として登録できます。法科大学院に進学しなくても、司法試験予備試験に合格して司法試験の受験資格を得るというルートもあります。

※司法試験について詳しくは法務省のホームページをご確認ください。
http://www.moj.go.jp/index.html

ワンポイントアドバイス
広がっている弁護士の活躍場所。

弁護士の代表的な就職先は法律事務所。とはいえ、大企業を顧客とする企業法務中心の大手事務所もあれば、地域に根ざして身近な民事事件を中心に扱う事務所もあり、傾向や得意分野もさまざまです。最近は事務所にスペースを借り、担当した案件ごとに報酬をもらうスタイルも増えています。また、会社の法務部などで活躍するケースも増加中。弁護士の就職の仕方や活躍の場は広がっているといえるでしょう。