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星 悠平さん
インタビュー公開日:2018.07.03

質の高い映像をつくり、
思い通りの「枠」に流したい!
「人生の大切なことはすべて映画が教えてくれました」。こう切り出したのはHTBの人気バラエティ番組「ハナタレナックス」のディレクターを務める星悠平さん。高校時代に映画の魅力に取りつかれ、映像の仕事に興味を抱きました。
「大学時代、映画やCM、ミュージックビデオなどを制作する東京のプロダクションでバイトを始め、卒業後はそのまま就職しました。当時の役割はプロダクションマネージャー。スケジュールやスタッフィング、クオリティの管理といった仕事に携わりました」
以前の職場はヒット映画も手がけたほどの実績を持っているとか。ところが、星さんは次第にジレンマを抱えるようになったといいます。一体なぜ?
「例えばいくら良いCMを制作しても、納品が済んでしまうとどの放送枠に流れるかは僕らが決められるわけではありません。質の高いものづくりをするとともに、自分が思い描くメディアに自分の映像を流したいと思うようになりました」
営業で結果を残して、
総合制作部に異動しました。
東京のキー局(民放放送局の系列ネットワークの中心)は、制作を外注企業に任せるケースが多いのだとか。星さんは一念発起、3年ほど前にふるさとのHTBに転職することを決めました。
「地方のテレビ局は人数が少ない分、担える仕事の幅は広いと思ったんです。自分が企画を立てて映像をつくり、メディアで放送するところまで一貫して手がけられるんじゃないかって」
ところが、転職当初の配属は営業局。HTBではスタッフにオールマイティな力を養ってもらうためにも、数年ごとにさまざまな職種を経験するのだそうです。
「本音ですか?つくり手になりたかったけど、しょうがないか…みたいな(笑)。ただ、毎日のように総合制作部に異動したいとアピールし続け、そのためにも営業でも結果を出そうと努力しました」
出演者の気持ちを高めるのが、
自然な面白さを生み出す秘訣。
星さんが念願の総合制作部に異動したのは半年ほど前。ディレクターとして「ハナタレナックス」の企画から撮影現場のとりまとめ、さらに編集やナレーションの録音など幅広い仕事に携わっています。
「まず大切なのは企画。自分が面白いと思うことを実現するのはもちろんですが、出演者であるチームナックスの個性をいかに引き出すかがポイントです。彼らはバラエティ色が強いものの、あくまで俳優。強引な一発芸を企画するのではなく、気持ちを乗せてもらうほうが自然な面白さにつながります」
企画会議は5人のディレクターとアシスタントディレクターで行います。時には企画内容を事前にそっくりそのままシミュレーションすることもあるというから驚きです。
「いわゆる笑いの『フリ』と『オチ』を綿密に練るんですが、現場では思ったより盛り上がらないことも。撮影のたびに小さな後悔はつきません」
メディアでものづくりに
取り組む幸せを実感中です。
テレビ業界といえばハードなイメージがつきもの。星さんの働き方は実際にはどうなのでしょうか?
「東京にいたころと比べるとゆったりペースです。撮影って深夜まで及ぶと思われがちですが、僕らはロケハンやMCとの打ち合わせをしっかり済ませて当日にのぞみます。なので、撮影の日でも大抵夜の7時には自分のデスクに戻っているんですよ。もちろん、休みもしっかり取れます」
HTBは部署間の壁がなく、風通しが良いところも魅力。星さんは「ハナタレナックス」の新企画がスタートすると編成局に番組の告知をお願いするなど、自分が手がけた映像をどうPRしてメディアに流すかコントロールするよう心がけています。
「自分が制作した映像により責任を持てるようになりましたし、コレがメディアでものづくりをする楽しさ。思い描いた未来が手にできて幸せです」
今はスペシャルドラマの
土台をつくっているところです!
星さんは「ハナタレナックス」のディレクターと兼任し、HTB開局50周年のスペシャルドラマにも携わっています。
「役割はディレクターではなく、アシスタントプロデューサー。全体の予算を預かり、スケジュールやキャスト、進行などを管理しています。平たくいえば番組の土台づくり。何をテーマに据えてお金を振り分ければ、視聴者の方に楽しんでもらえるかを考えるのがポイントです」
お話ししていると、星さんが生き生きと働いているのが伝わってきます。北海道にUターンして良かったのではないですか?
「もちろん。これからもエンターテインメントとしてテレビ番組を手がけたいですし、北海道に帰ってきたからには、皆さんがまだ見たことのないような映像を北の大地でつくりたいですね」
シゴトのフカボリ
テレビディレクターの一日
10:00
出社
10:15
全社プロデューサー会議
12:00
取材ネタを求めてチームで外食
13:00
企画書作成
14:00
企画会議
16:00
編集作業
18:30
ナレーション録音
19:00
退社
シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
絵コンテケース
ハリウッドに行った仕事仲間からのお土産。A4の紙を折り畳んで持ち歩けるので、絵コンテや台本をクリップしておけます。撮影現場では書類をポケットに入れるとグチャグチャになってしまうので、コレがあると便利です。
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

当然かもしれませんが、テレビ業界を目指す人にはテレビを見てほしいです。一つひとつの番組は、実は結構綿密につくられているんですよ(笑)。画面の隅々にまで注意深く目を光らせてみると面白いと思います。何より僕らの仕事は視聴者の方がいてこそ成り立ちますからね。

インターンシップ 職業講話

北海道テレビ放送株式会社

北海道初のUHF局として誕生した民間放送局。「水曜どうでしょう」や「ハナタレナックス」を中心としたバラエティ番組に定評があり、ニュース・ドキュメンタリー、ドラマは多くの受賞歴経験も。番組制作や放送を通し、「ユメミル、チカラ」を応援し、地域の未来に貢献しています。2018年創成スクエアに移転。

住所
北海道札幌市中央区北1条西1丁目6
さっぽろ創世スクエア内
TEL
011-233-6600
URL
https://www.htb.co.jp/

お仕事データ

番組制作現場の指揮官!
テレビディレクター
テレビディレクターとは
番組制作現場を
取り仕切る指揮官!

テレビ番組の方針や所属会社によって異なりますが、企画立案から演者のキャスティング、照明や音響といったスタッフのチョイス、演出や台本の考案、編集作業まで幅広い仕事に携わります。テレビディレクターは、いわば制作現場の指揮官といえるでしょう。番組の制作や進行がスムーズに行えるようしっかりと準備を整え、スタッフに的確な指示を与えながら、制作者の狙いが伝わる番組を作ることが大切な役割です。

テレビディレクターに向いてる人って?
面白さを常に考える意欲があり、
人を喜ばせるのが好きなタイプ!

テレビや映像に興味があることは当然ながら、いろいろなことに好奇心を持って、「どうしたら面白い番組を作れるのか」を常に考えるような意欲のある人が好まれる傾向です。視聴者に受け入れられる番組づくりは、テレビディレクターにつきまとう課題。その点からいえば、人を喜ばせることや、おしゃべりが好きな人が向いているといえるでしょう。

テレビディレクターになるためには

テレビ局や番組制作会社、プロダクションに就職するのが近道。まずは、アシスタントディレクター(AD)として下積みを経験し、ディレクターにステップアップするケースが一般的です。資格や学歴が問われることはあまり多くありませんが、大学や専門学校の映像系の学科・コースなどで基本的な編集作業を学ぶと後々に役立つでしょう。

ワンポイントアドバイス
やりがいは大きい分、
タフさが必要。

テレビディレクターは華やかなイメージで人気が高い職業。チーム一丸となって一つの番組を完成させ、自分が手がけた作品が実際にテレビで流れる喜びは格別です。反面、テレビ業界は労働時間や休日が不規則で、睡眠不足や肉体的な疲労には要注意。自らが描く演出プランを表現するには、周囲のスタッフに対して想像以上の気づかいが必要なこともあり、体力的にも精神的にもタフさが求められます。