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椿谷 菜摘さん
インタビュー公開日:2019.12.10

自分のやりたいことを見つけられる、
そんな北海道にしたいと思いました
今年(2019年)10月下旬に倶知安町(くっちゃんちょう)で行われた「G20観光大臣会合」の仕事を終え、安堵の表情を見せる椿谷菜摘さん。入庁8年目、総合政策部国際局国際課で主任を務める椿谷さんは、振興局勤務などを経験しグループ内でも頼られる存在です。大学卒業と同時に入庁した椿谷さんですが、初めは行政職員1本で就職を考えていたわけではなかったそう。「大学時代は京都で過ごしたのですが、漠然と地元で就職できたらというくらいでした。就職活動中に同郷の友人と話す中で“Uターン就職は厳しい”“帰っても仕事がない”と耳にし、若い人が出て行ってしまう・道外に留まってしまうのは残念だなと感じました」
椿谷さんの胸には「若い人が自分のやりたいことが見つかる、出来る北海道にしたい」という思いがフツフツと湧き上がり、就職先に北海道庁を選びました。
離れて気づいた良さ
京都で過ごした学生時代
「京都への大学進学はたまたまだったので、最初から北海道に後ろ髪を引かれていましたね(笑)」と椿谷さん。在学中は、何度もホームシックに。自然の豊かさ、暮らしの環境は生まれ育った北海道がやっぱり一番。それでも京都での時間は、今の自分にプラスになっていると言います。「歴史的建造物などの優れた資源に恵まれる京都は、世界中から多くの旅行者が訪れる観光先進地。在学中にいろいろなところに出かけましたが、観光都市として成功している理由を知ることが出来たのは良い経験になりましたね」
入庁後、民間の旅行会社の派遣研修で地域の観光活性に携わった際、京都での経験がアイデンティティーのひとつに。「どの場所も魅力はそれぞれにあると思います。それをどう磨いて観光資源にするか、誰をターゲットにどうアピールするかをたくさん考える機会を得ました。今もよく旅行をしますが、旅先ではつい仕事も兼ねて研究しちゃいます。まだまだ地域にはたくさんの可能性があるように感じます」
自分のキャリアは自分で見つける
行政職だからといって同じ仕事はない
入庁後は、人事委員会事務局任用課に配属。Uターン就職の椿谷さんにとって、学生時代に感じた思いを生かせそうな職に就くことができました。「人事委員会事務局任用課では他部署がどんな仕事をしているのか知ることができ、それを就職説明会などで学生にPR。道庁の仕事や業務に詳しくなれました」
それ故に、思っていた以上に業務範囲の広さも実感。道職員は日々動いている北海道に携わる仕事です。職員は、それぞれにキャリアを築いていると言います。「同じコース、同じルートというのはないですね。中央省庁や市町村、民間企業などに派遣される職員もいますし、ひとつの業務分野を続けてスペシャリストになる職員、さまざまな分野で活躍していく職員など、色々なキャリアがあります。将来どんな人材になりたいのか、自分自身でしっかりと捉える必要があると思いました」
椿谷さんも同課での仕事を通して自身のキャリアを考えるようになり、地域で行われている業務や抱えている課題について学んでおきたいと、オホーツク総合振興局へ異動。管内市町村の交付税の算定や公務員制度などの調査や取りまとめ、選挙の関連業務など、多くの業務に携わりました。「仕事は派手なことばかりではありません。地道にコツコツと調べたり、同僚に教えてもらいながら日々勉強でした。でも、実際に地域で暮らし、人と出会うことで、地域に愛着も湧き、様々な課題も見えてきました」
その後は、民間の旅行会社にも出向勤務。そこでもたくさんのことを学び今に至ります。
着任と同時に大きな仕事に挑戦
未経験の国際会合の仕事
2019年4月からは、現在の総合政策部国際局国際課に勤務。こちらは、北海道と外国との国際交流や各国要人による表敬訪問の調整などに携わる部署です。椿谷さんはその中でも、10月に開催が決まっていた「G20観光大臣会合」の業務を担当することに。「4月の段階では、こまかな内容はこれからという時期。開催主体である観光庁との連携や各機関との調整など会合運営の支援はもとより、開催を道内で盛り上げるためのPRや来道する各国代表団の地元としてのおもてなしなど、決めなければならないことがたくさんありました。時には、中学校で会合についての理解を深めるための講義などもしました」
来道する各国代表団やメディアに向けて、北海道の観光や食などの魅力発信も課題として取り組むこととなり、兼ねてから“北海道ラブ”な椿谷さんにとって、興味を持ちこれまでの経験を生かせる場でもあったようです。会合を終えた現在はホッとするのも束の間、「報告書の作成や後処理などで、まだまだバタバタです(笑)」
まだまだ勉強中
いつかは海外プロモーションの仕事も
常に勉強熱心な椿谷さん。今回の「G20観光大臣会合」の仕事でも、大きな収穫がありました。「不安もある中でなんとか無事に終了し、各国のゲストに喜んでいただけて本当に嬉しかったですね。一方で、日本とは異なる国の風習や価値観の違いなどを実感するシーンもあり、またひとつ学びとなりました」
今後は、海外の人がもっと北海道に来てくれるような誘客促進の仕事もしていきたいのだそう。「アジアだけでなく、欧米の方にも認知してもらえるような北海道のコンテンツのプロモーションなどに将来は携わりたいと思っています。そのためには、もっともっと勉強しなきゃいけないですね」
そう語る椿谷さんの表情は、生き生きとした素敵な笑顔です。
シゴトのフカボリ
北海道庁 総合政策部国際局国際課の一日
8:45
出勤
9:00
メールチェック
10:00
グループ内ミーティング
11:00
書類作成・整理など
12:00
昼休み
13:00
外勤
外部企業との打ち合わせ
関連施設の視察
17:00
デスクワーク、メール返信
17:30
退勤
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

仕事というのは、ひとつとして同じものはないと考えています。新しいことや初めての業務を通して、自分の出来ることがどんどん増えていく。大人になっても成長ができます。

北海道庁

北海道における政策立案、各種施策や事業の企画・実施などを行っています。

住所
北海道札幌市中央区北3条西6丁目
URL
http://www.pref.hokkaido.lg.jp

お仕事データ

地域を支え、盛り上げる!
都道府県職員
都道府県職員とは
市区町村の運営サポートや
国とのパイプ役も担う仕事。

地方公務員の中で都道府県の役所や公的機関で働く人が都道府県職員。住民台帳や税金の管理などを行う「一般行政」、道路や河川の整備などに関わる「土木担当」、建物の審査や検査といった業務に携わる「建築担当」、機械設備の工事や保安などを担当する「機械担当」というように幅広い業務によって人々の快適な暮らしを支えています。地域によっては農林漁業の研究サポートや施策・企画といった一次産業の仕事を担当することも。都道府県職員は市区町村の運営サポートや国とのパイプ役に加え、地域の工業や農業などを盛り上げるのも重要な役割です。

都道府県職員に向いてる人って?
地域貢献に本気で取り組め、
決断力や判断力、調整能力が高い人。

都道府県職員は市区町村よりも大きな範囲で人々の暮らしを支えることから、広い視野で地域貢献がしたいと考えている人に向いているでしょう。住民の意見を聞くことはもちろん、地域を本気で変えたいと強く思う気持ちも大切。また、公共事業など大掛かりな計画を立て、実行する仕事も多いため、決断力と判断力も必要です。関係各所との協力も欠かせないので、調整能力の高さも求められます。

都道府県職員になるためには

都道府県職員は地方公務員にあたるため、各都道府県の職員採用試験に合格する必要があります。試験区分の名称は都道府県によって異なりますが、求められる学力が「大学卒業程度」「短大卒業程度」「高校卒業程度」に分かれることが多いようです。試験合格後は、受験時の区分に従って庁舎などに配属されます。まずは希望する都道府県のホームページを確認してみましょう。

ワンポイントアドバイス
大きな課題に対して結果を出す…
やりがいも大きな仕事!

市区町村の職員が地域住民に直接サービスを提供するのに対し、都道府県職員は国や他の自治体、企業といった団体と関わることが多い仕事です。地域住民一人ひとりと接する機会は少ない一方、市区町村をまたいだ総合開発計画、道路や公共施設の建設・管理、都道府県全体の教育や社会福祉の維持といった大きな課題に取り組みます。それに対して結果を出すため、やりがいもまた大きいでしょう。

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