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- 小澤 尚輝さん
インタビュー公開日：2025.12.05
- チャレンジングな姿勢に惹かれ、
金田自動車に転職しました。 - トラックと一口に言っても、さまざまなメーカーの車や種類があります。株式会社金田自動車は、日本車だけではなく、輸入車も含めた多くのトラックの整備や修理、車検、さらには販売・買取、リサイクル（産業廃棄物処理や中古パーツの取り出し）まで一貫して手がけるカネタグループの一員です。
「ようこそ！」と爽やかな笑顔で迎えてくれたのが総務人事課の小澤尚輝さん。聞けば、前職は金融機関の職員だったそうです。
「大学卒業後に新卒で金融機関に就職しました。当初は個人のお客様に向けた集金や預金の管理、資産運用の提案ですが、経験を重ねて法人も担当するようになったんです」
金融機関では地域に役立つことが感じられる一方、業界特有の慣習や体質から新しいことに踏み出すのが難しい環境だったとか。ジレンマを感じ始めたころ、カネタグループは自動車整備業にとらわれることなく様々なチャレンジをしていることを知り、その姿勢に惹かれて金田自動車に転職を決めたと振り返ります。
「就職や転職を考える時、自分にチャレンジしたいことがあったり、達成したいことがあったりする場合は企業の姿勢を見ることも大切。チャレンジングなスタンスが合致すると、きっと良い方向に進むと思います」
- これまでになかった部署の
立ち上げがミッション。 - 金田自動車はグループ全体でトラックを中心とする車の修理や整備からリサイクルまで幅広い事業を手がけ、近年は旭川市から札幌圏へ進出したり、北海道では数少ないスカニアというメーカーのディーラー（正規販売店）に認定されたり、スタンスはいつもチャレンジングです。
「金融機関で働いていた時、固定観念にとらわれることなく、ユニークなことに積極的に取り組む姿勢を感じていたのも、転職に踏み切った理由です」
小澤さんは、入社後はまず営業職として車検のご案内や車輌のご提案などを担いながら、各工場に作業を依頼するなど社内ネットワークも築いていきました。
「今までの人事採用は役員や経理担当が兼任で働いていて、いわゆる人事部門がなく、今後、会社をさらに拡大するための人材獲得の部署づくりが僕に与えられていたミッションでした。ただ、会社の事業や人を理解せずに新参者があれこれ活動するのは既存の社員にも印象が良くないため、まず営業職で全社を俯瞰したり、顔を知ってもらえたりしたのはプラスに働いたと思います」
- ゼロからでも成長できる
教育カリキュラムを整備！ - 小澤さんは総務人事課を立ち上げ、主に採用と人事のフィールドを担うことになりました。当然ながら、これまで触れたことのない分野のため、社内でそれまで採用に関わっていた人に一年の流れを聞いたり、求人メディアの担当者に採用トレンドを教えてもらったりして業務に取り組んできました。
「求人広告の見直しや会社説明会の資料作成、パンフレットの構成…仕事として担う幅は広いですが、もともといろいろなことにチャレンジしたくて金田自動車に転職したので充実感もバツグンです」
総務人事課は立ち上げからまだ2年ほど。小澤さんは、2025年には車とまったく関係のない高校や専門学校の出身者でもゼロから成長できるよう環境を整えている最中です。
「例えば、2025年4月から整備士の新卒者向けに、まずは1ヶ月間の座学で車や整備の基礎の基礎を学び、簡単な作業から少しずつ慣れていってもらう研修を初めて実施しました。その後も、仕事に必要な資格は業務時間内に会社の費用負担で取得してもらえます。ベテランの整備士にも新人さんをやさしく教えるよう周知し、万全の体制で迎え入れられるようにしています」
- 業務内容や入社後のビジョンが
見えるように工夫しています。 - 自動車整備工場というと油だらけの雑然とした町工場…を思い浮かべがちですが、金田自動車の場合は先端設備がズラリと揃い、工具や書類も整理整頓されている整然とした空間です。
「採用担当としてはきつい・汚い・危険のいわゆる3Kの職場環境ではないことに加え、幅広い車を扱える面白さを伝えています。当社はゴミ収集車や家畜運搬車、高所作業車のクレーン、建機などの修理にも対応できるので、飽きることなく仕事に向き合えるのも魅力の一つです」
整備士というと職人気質のイメージもありますが、小澤さんは「見て覚えろということはなく、質問するとしっかりと答えてくれる人ばかり。分からないことを聞くと、なぜこうなのかという理由も含めて教えてくれます」と言います。
「高校や専門学校、大学などに会社説明でお邪魔する時は、ボルトの緩みを確かめられるサンプルを持っていったり、資格を取得することで手当として収入に跳ね返ることを分かりやすく伝えたり、業務内容や入社後のビジョンが見えるように工夫しています」
- 「新人さん頑張っているよ」、
という周囲の言葉もうれしいです。 - 小澤さんは金田自動車の旭川本社所属ながら、札幌圏の大学と打ち合わせしたり、翌日には地元の高校で会社説明をしたり、社内で労務管理や資料作成の事務作業をしたりと忙しい日々を送っています。今のところのやりがいを尋ねると、最初は率直にこう答えてくれました。
「正直なところ、総務人事課は動き始めたばかりで道半ば。やりがいを感じられるほど、自分が何かを成し遂げたと思えることがなく…。ただ、やっぱり自分が採用で関わった社員は子どもみたいにかわいく見えちゃいますね（笑）」
人事の仕事の一環として工場を訪ねる際、新人さんに「最近どう？」と話しかけて困りごとを吸い上げるだけではなく、上司にも様子を聞いて回っているそうです。
「上司からも『一生懸命で飲み込みが早いし、頑張っているよ』といった感想を聞くと、うれしくなりますよね。とはいえ、取り入れなければならない採用手法も、ツールも、人事関連の仕組みもまだまだたくさんあります。新人さんをさらに増やし、自分のうれしい経験も増やすためにも、やるべきことは山積みなんです」
- シゴトのフカボリ
- 総務・人事の一日
- 8：30
- 出勤／課内ミーティング
- 8：45
- メールチェック・返信
- 9：00
- 書類作成
- 11：00
- オンラインミーティング（人材関連）
- 12：00
- 昼休み
- 13：00
- 移動
- 13：30
- 旭川市内の学校とインターンシップ生の入社対応
- 15：30
- 帰社
- 15：45
- 書類整理／事務作業
- 18：00
- 退社
- シゴトのフカボリ
- 拝見！オシゴトの道具
- スケジュール管理は手帳
- 今はPCやスマホでもスケジュール管理できますが、その場で手軽にササッと書けるので手帳を重宝しています。もちろん、簡単なメモもちょっとしたアイデアも書き込めるので、僕にとっては手放せないツールなんです。
- シゴトのフカボリ
- みなさんへ伝えたいこと
百折不撓は「ひゃくせつふとう」と読みます。簡単にいうと、何度失敗してもくじけずに、あくまで自分の志を貫き通すこと。これは僕の出身校である北海高校の建学以来の基本精神。大人になった今も「折れない」精神は自分自身も大切にしています。
株式会社金田自動車
1952年に旭川で創業し、1960年から自動車整備業をスタート。現在、旭川市内に事業所と工場を構え、2022年末には札幌店もオープン。整備の基本である「安全の提供」を第一に、人と企業と安心をつなぐドライブパートナー。
- 住所
- 北海道旭川市末広東1条6丁目1-8
- TEL
- 0166-51-9922
- 会社をサポートする重要な裏方！
- 事務職員
- 事務職員とは
- データ入力や書類作成、来客対応など、
幅広いオフィスワークを担当。
オフィス内でデータ入力や書類の作成、電話対応、来客対応といった幅広いオフィスワークを担うのが事務職の仕事。具体的にはお客様情報や日々の売上の入力、会議の議事録や見積書・請求書の作成、入金・出金・振替といった伝票処理、郵便物の仕分け、備品の発注やメンテナンスの依頼、会議室の準備や来客への飲み物の提供など、仕事内容は多岐に渡ります。働く会社によっては、勤怠管理や給与計算など人事・労務部門の仕事、決算業務の補助など経理部門の仕事を任されることもあります。
- 事務職員に向いてる人って？
- 人を支えることに喜びを感じ、
正確に物事を進められるタイプ。
事務職は職場を裏方から支えるサポート役としての仕事が多くを占めます。人を助けることに喜びを感じるタイプには向いているでしょう。また、お客様情報や売上といった重要なデータを扱うことから、集中力があり、正確に物事を進められる力も必要です。事務職は社外からの来客や電話に対応することも多いため、会社の窓口として丁寧に接する人当たりの良さも求められます。
- 事務職員になるためには
事務職に必須の資格はありませんが、主にパソコンを使って仕事をするため、Word、Excel、PowerPointなどのパソコンソフトの基本操作ができるとベター。「Word文書処理技能認定試験」や「Excel表計算処理技能認定試験」、「PowerPointプレゼンテーション技能認定試験」などを取得しておくと有利でしょう。高校や専門学校、短大・大学を卒業後、各企業や団体に就職するのが一般的です。
- ワンポイントアドバイス
- ワークライフバランスを
重視したい人にはピッタリ。
事務職の仕事は幅広い一方、それぞれがルーチンワークになっているケースが多いようです。イレギュラーなトラブルや急を要する業務がない限り、定時に帰りやすい職種といえます。プライベートを重視したい、家事や子育てに時間を割きたいなど、ワークライフバランスを重視した働き方を望む人にはピッタリです。
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