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経理・総務_米田 璃玖利さん
インタビュー公開日:2026.06.23

会社を支える事務的な仕事とともに、
現場を支える後方支援業務を担当。
函館市北部の美原地区。このエリアの住宅街を行くと、木製の縦格子でファサード(正面)が覆われた建物が現れます。壁面全体に曲線を用いているのは、周囲に威圧感を与えないためなのだそうです。ここは、トンネル工事・橋梁工事を主力とする『川元建設』の新社屋。柔らかな外観と、技術力が要となるハードな事業とのギャップがユニークです。
「トンネルや橋梁の施工管理を担う技術スタッフは現場に出ていることが多いのですが、快適でデザイン性の高いオフィスは、社内業務が中心の私にはとても居心地がよく、自然と仕事もはかどりますね」
そう話すのは、同社の管理部に所属する米田璃玖利さん。建設会社といえば現場が主戦場ですが、会社からのバックアップがなければ工事の第一線を担うことはできません。米田さんの役割は、まさにそんな後方支援です。
「安心して、現場の仕事に集中してもらえるためのバックアップ業務と、会社の経営をサポートする事務手続きや管理業務を、私の部門では担っています。様々な業務があり、奥深いポジションです」
ゆったりとした口調、やさしい声のトーン。落ち着いた雰囲気は、会う人に安心感を与えますが、まだ入社5年目に入ったところ。上司の補助業務が今は中心と謙遜気味に話します。
現場から上がってくる請求書等の処理と、
パソコンの不調などの困りごとにも対応。
大学の商学部で、簿記・会計、法務やマーケティングを広く学んだ米田さん。金融機関を中心としつつ、視野を広げて地元・函館で安定的に事業を行っている企業にも目を向けるなか、大学の就職担当の先生から紹介されたのが同社。工事に関する知識はないものの、担当する業務内容に関心を持ちました。
「経理・総務といった企業の管理系の業務に加えて、現場のサポート業務も行うというところに、なんとなくではありますが興味を惹かれたんです。間接的ですが、工事を支えるというところにですね」
もちろん、基本となるのは請求・支払い業務、経理業務、社有車の管理、各種申請手続きといった仕事。事務系業務がメインです。
「現場から上がってくる請求書を処理することが主な業務の一つですが、付随して現場の所長や社員から業務面での困りごと全般を聞き、解決に向けて対応するという役割も担っています」
とはいっても工事に関することではなく、例えば、「パソコンが起動しない」、「プリンターが不調」、「Wi-fiが不安定で困っている」といった、業務環境のサポートがメインといいます。電話での相談を受けて対応策を伝えたり、操作方法を教えたり。そうして、快適に仕事ができるようフォローしているそうです。
北海道各地の工事現場へ出張し、
工事拠点となる事務所の環境を整備。
トンネル工事・橋梁工事などを受注すると、現場では、工事開始に向けた準備が行われます。現場に直接、関係することは施工管理の担当者が整えていきますが、工事の拠点となる現場事務所の整備は、米田さんたちが行うこともあるそうです。
「現場で使用するパソコン、プリンターの設置・設定、Wi-fi環境の構築などを一から行います。今は、こうした通信機器がないと仕事になりませんから」
現場事務所の準備・整備で、現地に赴くことも少なくないと米田さん。基本的には業者さんの方で整備してもらい、問題なく仕事ができるようになりますが、運用中に予期せぬ不具合が発生する場合があるため、現場から連絡を受けた際には、業者さんへ依頼する前に可能な限りトラブル対応を行うそうです。
「道内の現場で今、会社から一番遠いのは南富良野町。高速道路の拡幅にともなうトンネル工事の現場です。片道5時間ほどかかるので、宿泊も認められていますが、翌日に請求書の締め切りがあるなど業務的な理由で日帰りすることもあるんです」
経理や総務といった管理系の業務は基本、内勤が多いため、あまり外出するイメージはありませんが、頻繁ではないものの、現場への出張というアクティブな面もあることが、米田さんの仕事の特徴と言えそうです。
工事の様子を実際に見て多くを学ぶ。
現場でのコミュニケーションも楽しみ。
また、現場で発生する請求書や支払い関係の仕事などは、建設工事についての基礎的な知識『どんな機材・資材を使い、どのような作業をしているのか』がわからなければできないのだと米田さん。
「請求書には購入した資材などの名前がずらっと並んでいますが、最初は『これ、なんですか?』という感じでチェックもできないんですね。そのため、数カ月、実際の現場に出て作業の流れをひと通り、見て学ぶ機会がありました」
トンネル工事の現場では、初めて目にする巨大な機械に驚き、用途を聞いて感心。現場の規模感を知り、作業内容を見ながら徐々に知識を身に付け、今では請求書の品目名から、それが何かをイメージできるようになっていますが、最初はずいぶん、戸惑ったそうです。
「今も、現場には定期的に訪問します。当社の所長や社員、協力会社の皆さんも含めて、お互いに顔を知っていると相談もしやすくなりますし、やりとりもスムーズになりますから」
米田さんが釣りの経験を持つことを知った釣り好きの所長に誘われ、その所長の船で海に出たり、米田さんの自家用車であるワンボックスカーと同じ車に乗る所長と意気投合したり。こうしたコミュニケーションが生まれるのも、現場に行く楽しみの一つと話します。
現場の実情に合わせたサポートも。
会社を紹介するInstagramも開設。
現場での業務の実情に合わせて行うサポートもあります。例えば、建退共制度(※)では、現場で働く一人ひとりの月ごとの勤務日数などを元請会社へ申請する必要がありますが、これが大きな手間になっていました。
「この業務を担当している上司が作成したものを参考にしながら、Excelの関数を活用して入力しやすいシートを作成しました。今では、私が作ったフォーマットが標準的に使われている現場もあります」
また、管理部が担う採用関連でも、米田さんのアイデアが活かされています。建設業界以外では知名度が低い会社のことを学生に知ってもらおうと、業務内容や社内行事、現場の若手社員などを紹介するInstagramの開設を上司に提案し、実現。こうして、自分の発想を活かせる環境も魅力、と米田さんは話します。
「釣りのほか、平日夜はバスケットボールの練習に行き、ゴルフも始めました。信頼する上司は、早朝ランニング後に出社し、土日はゴルフやライブへ。『内勤=静』の印象があるかもしれませんが、当社の管理部はアグレッシブです(笑)」
冬には、社屋の前と駐車場の除雪も米田さんたちの仕事。近隣の除雪もお手伝いするので、「家を建てるなら川元建設の隣に、なんて言われています」と笑う米田さん。現場のサポートを通して事業を支え、近隣の方々の生活も支えています。

※建退共制度:事業主が、建設現場で働く労働者の勤務日数に応じて掛金を充当し、その労働者が建設業界を辞めた時に退職金を支払う国の制度
シゴトのフカボリ
経理・総務の一日
7:45
出勤、メール確認・返信
8:00
朝礼
8:10
経理業務、求人関連の資料作成
12:00
昼休憩
13:00
請求書の確認・伝票記載
15:00
現場事務所からの問い合わせ対応・サポート業務
18:00
退勤

シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具

電卓
経理業務では必須中の必須アイテム。ごく一般的な電卓ですが、大学時代から使用し、手に馴染んでいるものを日々の業務でもそのまま使っています。
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

建設業は、暮らしや産業を支えるインフラづくりを担う大切な仕事。人の移動や物流を支えるトンネルや橋梁工事を担っています。そんな建設業で、一緒に働きましょう。私が全力でサポートします!

川元建設株式会社

トンネル施工の専門工事会社として1940年に創業、'65年に株式会社設立。'81年には橋梁工事にも参入し、先進的な工法を強みに、北海内外のインフラ整備に貢献しています。

住所
北海道函館市美原4丁目5番10号
TEL
0138-46-5533
URL
https://kawamoto-ccl.jp

お仕事データ

会社をサポートする重要な裏方!
事務職員
事務職員とは
データ入力や書類作成、来客対応など、
幅広いオフィスワークを担当。

オフィス内でデータ入力や書類の作成、電話対応、来客対応といった幅広いオフィスワークを担うのが事務職の仕事。具体的にはお客様情報や日々の売上の入力、会議の議事録や見積書・請求書の作成、入金・出金・振替といった伝票処理、郵便物の仕分け、備品の発注やメンテナンスの依頼、会議室の準備や来客への飲み物の提供など、仕事内容は多岐に渡ります。働く会社によっては、勤怠管理や給与計算など人事・労務部門の仕事、決算業務の補助など経理部門の仕事を任されることもあります。

事務職員に向いてる人って?
人を支えることに喜びを感じ、
正確に物事を進められるタイプ。

事務職は職場を裏方から支えるサポート役としての仕事が多くを占めます。人を助けることに喜びを感じるタイプには向いているでしょう。また、お客様情報や売上といった重要なデータを扱うことから、集中力があり、正確に物事を進められる力も必要です。事務職は社外からの来客や電話に対応することも多いため、会社の窓口として丁寧に接する人当たりの良さも求められます。

事務職員になるためには

事務職に必須の資格はありませんが、主にパソコンを使って仕事をするため、Word、Excel、PowerPointなどのパソコンソフトの基本操作ができるとベター。「Word文書処理技能認定試験」や「Excel表計算処理技能認定試験」、「PowerPointプレゼンテーション技能認定試験」などを取得しておくと有利でしょう。高校や専門学校、短大・大学を卒業後、各企業や団体に就職するのが一般的です。

ワンポイントアドバイス
ワークライフバランスを
重視したい人にはピッタリ。

事務職の仕事は幅広い一方、それぞれがルーチンワークになっているケースが多いようです。イレギュラーなトラブルや急を要する業務がない限り、定時に帰りやすい職種といえます。プライベートを重視したい、家事や子育てに時間を割きたいなど、ワークライフバランスを重視した働き方を望む人にはピッタリです。

この仕事の求人例
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