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時には先生、時には親!
児童指導員
児童指導員とは
児童福祉施設に入所する
子どもたちの生活をサポート。

児童指導員は、児童福祉施設に入所する子どもたちに対し、自立した生活ができるようにサポートする仕事。活躍の場はさまざまで、家庭の事情によって家族と暮らせなくなった子どもが入所する児童養護施設をはじめ、障がいを抱える子どもが入所する障がい児入所施設、1歳未満の赤ちゃんを預かる乳児院などがあります。主な仕事は、子どもたちに挨拶や食事のマナーなど生活習慣を身につけさせるための指導。また、子どもたちの相談や悩みに向き合う役割も担います。時には先生として、時には親として、子どもたちが自立していく姿を間近に見ることができる、やりがいのある仕事です。

児童指導員に向いてる人って?
子どもが好きで面倒見が良く、
人と根気強く向き合えるタイプ。

子どもが好きであることは大前提。さらに、子どもとのコミュニケーションが得意で、面倒見の良い性格の人は児童指導員に向いているでしょう。児童福祉施設に入所している子どもたちは、その生い立ちや家庭環境に複雑な事情を抱えているケースも多く、時に一人ひとりと根気強く向き合わなければなりません。また、夜勤を含む勤務体系を採用する職場が多く、ある程度の体力も求められます。 

児童指導員になるためには

児童指導員として働くには、「任用資格要件」を満たすことが必要です。その資格要件を満たすためには、大きく分けて三通りの方法があります。一つは4年制大学または大学院の教育学部、心理学部、社会学部、社会福祉学部を卒業、または福祉系の専門学校など、厚生労働省が指定する児童指導員養成施設を卒業する方法。二つ目は教員免許、社会福祉士または精神保健福祉士の資格を取得する方法。最後に高等学校卒業以上の学歴を有した上で、児童福祉施設での実務経験を2年以上積む方法などがあります。さらに、公立の児童福祉施設で働く場合は、公務員試験を受ける必要があります。

ワンポイントアドバイス
放課後等デイサービスにも、
活躍の場が広がっています。

2012年に創設された比較的新しい福祉事業の「放課後等デイサービス」。日帰りで障がいを抱えた子どもを預かり、日常機能訓練やレクリエーションなどを行っています。放課後の時間帯に子どもを預けることで、保護者は働く時間を増やすことができるため、共働きが一般的になった家庭にとって待ち望まれたサービスです。この「放課後等デイサービス」も、児童指導員の活躍する場として拡大中。こうした社会的な要因も、児童指導員のニーズにつながっています。

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