お仕事データ

社会保険や労務の専門家
社会保険労務士
社会保険労務士とは
企業の社会保険や労務を支える、
プロフェッショナル。

社会保険労務士はその名の通り社会保険や労働の法律に精通したプロフェッショナル。企業から依頼を受け、健康保険や労災保険の手続きについてアドバイスしたり、これら保険の申請や届け出の書類作成を代行したり、社会保険事務に幅広く携わります。賃金形態や労働時間、採用、就業規則など労務のコンサルティングも仕事の一つ。最近では企業や個人の年金相談も増えているようです。

社会保険労務士に向いてる人って?
より良い社会を作りたいという正義感が強く、
計算やコツコツした作業も得意なタイプ。

社会保険労務士は「健康保険に加入させてくれない」「給料が支払われない」など、労働条件に違反するような働き方を正すのも仕事の一つ。「もっと良い社会を作りたい」という正義感の強い人に向いているでしょう。社会保険の手続きや給与計算などは細かな数字を扱うため、計算やコツコツした作業が得意なタイプにも適性があります。労務管理などについてアドバイスをするためには、説得力があり、信頼を得られる人柄であることも大切です。

社会保険労務士になるためには

社会保険労務士として働くには、社会保険労務士の国家試験への合格が不可欠。受験資格は「学歴」「実務経験」「その他の国家試験合格」のいずれかを満たす必要がありますが、一般的には大学や短大、専門学校卒業後に挑戦するケースが多いようです。大学・短大・専門学校によっては社会保険労務士の国家試験に対応したコースを設けているところもあります。国家試験合格後は、2年以上の実務を経験して指定の講習を受けることで、社会保険労務士として働けるようになります。

※社会保険労務士の国家試験については、詳しくは全国社会保険労務士会連合会試験センターのホームページをご確認ください。http://www.sharosi-siken.or.jp/

ワンポイントアドバイス
ここ最近は女性も注目する
人気職業の一つに。

社会保険労務士の資格は、一昔前に比べると女性からの人気が高まっています。平成28年度の合格者ではおよそ3人に1人が女性。デスクワークが中心で、営業職のように外回りや出張が多いわけではないため、体力的に無理なく働きやすいのが要因のようです。また、結婚や育児で一度は職場を離れても、社会保険労務士の資格を持っていれば、社会保険労務事務所や企業の総務部など、再就職先を見つけやすいのもメリットだと言われています。