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田邊 亜紀さん
インタビュー公開日:2019.09.24

市内循環バスの女性乗務員を見て、
「私も乗りたい」と志願!
通学や通勤、買い物など、私たちの移動手段として欠かせないバス。最近は、女性の運転手を見かけることも多くなりました。くしろバスに乗務する田邊亜紀さんも、その一人です。
田邊さんの母の職業は、トラック運転手。幼いころから、大型車を格好良く運転する母の姿に憧れ、自動車に興味を持つようになりました。高校在学中に運転免許を取得。車に携わる仕事がしたい、とガソリンスタンドで働いていました。
「20代のころ、釧路市中心部を循環していたバス『くるりん』で女性乗務員が運転しているのを見て『私も乗ってみたい!』と思い、入社することになったんです」
その後、くるりんは廃線になり、田邊さんは市内近郊の路線バスを担当することになりました。
海沿いの景色が楽しめる路線。
自然条件との戦いもあります。
田邊さんの担当エリアは、釧路市内と厚岸町、浜中町までを結ぶ路線です。そのため、本社に出社する日と、車で約1時間かかる浜中営業所に出社する日があります。
入社当初は、大型のバスの取り回しや路線を覚えるのに苦労しましたが、慣れてからは車窓の風景も楽しめるようになりました。「路線の途中の音別や昆布森など、海が見えるエリアは景色が本当にきれいですよ」
しかし、冬の大雪の日は出勤するだけでも一苦労、そして乗務ではツルツル路面の中を運転し、遅延でお叱りを受けたりと大変な一面もあります。
運転が好きな人が向く仕事。
乗務中は冷静な判断も必要です。
バスの運転手に向くのは、運転が好きな人だと田邊さん。「運転の技術そのものは、乗務していると次第についてきます。また、路線に出てしまえば自分一人なので、何か起こった時に冷静な判断ができることが大事ですね」
バスの乗客は高齢の方も多いので、危険がないかどうか注意深く見て運転しています。急に立ち上がってしまった方がいる場合などは安全のため、アナウンスで注意を促すことも。
よく利用するお客様とは顔見知りになり、話しかけられることもあるとか。地域に密着し、親しまれていることが伺えます。
子育てと両立できる職場環境。
社内の人間関係も良好です。
入社当初はお子さんが小さかった田邊さん。「固定の休みの他、シフトで乗務が決まっているので有給休暇も取りやすく、育児をしていても無理なく続けて来られましたね」
そのお子さんたちも、今は成長して社会人になりました。田邊さんは自分の担当する路線になるべく穴を開けないようにと、特に体調管理には気を配っており、そのおかげで風邪もひかず元気に乗務しています。
休日には会社の仲間とジムに通い、体力作りにいそしんでいます。社内には他に、バイクや釣りなど趣味のグループがあり、会社全体では夏は焼肉、年末は忘年会とみんなで楽しんでいるとか。和気あいあいとした雰囲気が伝わってきます。
女性乗務員も活躍できる職場。
できるだけ長く続けたい!
くしろバスでは、都市間高速バスや貸切の観光バスは男性が担当するなど分担はありますが、給与などの待遇面では男女平等で、田邊さん以外の女性も活躍しています。
釧路も観光シーズンとなる夏場は、イベントや観光バスに乗務員が多く配置されるため、路線バスもフル回転で乗務しています。そんなハードな時期もありますが、この仕事が好きだと田邊さんはいいます。
「これからも、事故のないよう安心・安全を心がけ運転していきます。出来る限り、長く乗り続けていきたいですね」
シゴトのフカボリ
バス運転手の一日
8:00
出勤
点呼・アルコールチェック・免許証の確認
その日の運転路線が書かれた交番表の確認
8:10
バスの鍵と金庫を車内に入れる
ハンマーを持って車体の点検、日報記入
8:20
本社を出庫、始発のバス停へ移動
8:50
始発のバス停に到着、路線を循環
13:00
帰社・昼食休憩
14:00
本社を出庫・回送バスで次の始発地点へ移動
16:30
帰社・終業点検(燃料補充や洗車)
16:50
点呼・アルコールチェック・免許証の確認
1日の報告
17:00
退勤
シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
乗務の必需品4点セット
帽子、マイク、手袋、そして名前の書かれた車内名刺。いつも、これらを携えてバスに乗っています。
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

社会人になると、仕事に追われてなかなか遊べなくなります。時間がある学生のうちに、好きなことを思い切りしておきましょう!

くしろバス株式会社

釧路市内及び近郊の路線バスを運行するほか、都市間高速バスや貸切バスの運行、バスツアーの企画も行い、住民の足として地域に貢献しています。

住所
北海道釧路市文苑2丁目1番1号
TEL
0154-36-8181
URL
http://www.kushirobus.jp/index.html

お仕事データ

安全・確実にお客様を輸送
バス運転手
バス運転手とは
お客様を気づかいながら、
目的地へと安全に走行!

バス運転手の仕事は「路線バス」「高速バス」「観光バス」「送迎バス」に大きく分けられます。路線バスは地域住民の足となり、決められた時間とルートを安全に走行。高速バスは出張や帰省のお客様を乗せて、主に都市と都市を結ぶ高速道路を走ります。観光バスは修学旅行や団体ツアーなどの観光に使われる観光産業の要。送迎バスは介護施設や幼稚園、各種スクールなどを利用する人の移動手段です。いずれもただ運転するだけではなく、乗務前の車両点検や空気圧チェック、乗車中に具合が悪くなった方の対応など、お客様の安全を守るための気づかいが求められます。

バス運転手に向いてる人って?
ふだんから健康管理の意識が高く、
マジメにコツコツ頑張れるタイプ。

お客様を安全に目的地まで運ぶためには健康管理が重要。体調の悪化から集中力を欠いてしまったり、運転できなくなってしまうと思わぬ事故につながりかねません。乗務前には健康チェックを行いますが、運転手として働くからにはふだんから心身の状態を把握しておく必要があります。また、常に時間を気にしながら、正確に運転することが求められるので、マジメにコツコツ頑張れる人も向いているでしょう。お客様と会話をするなど人と接するのが好きなタイプも活躍できるはずです。

バス運転手になるためには

バス運転手に必須の資格が「大型第二種自動車運転免許」。この免許の取得条件は普通自動車運転免許か大型一種自動車運転免許、もしくは大型特殊自動車免許を取得し、通算3年以上が経過していること。バス会社の多くは、「養成制度」を持ち、会社負担で大型第二種免許を取得させてくれるので安心してください。入社後は停留所の位置や地理の勉強、アナウンスの練習、実技訓練など研修が手厚いところがほとんどです。

ワンポイントアドバイス
バス運転手の労働環境は改善傾向に。
活躍のフィールドも広がりそう!

かつてはバスの運転手といえば長時間労働で過酷な仕事のイメージ。ところが、ここ最近は高速バスの事故などにより安全管理が見直され、各社は若者や女性の積極的採用、人材定着のための取り組みに力を入れて労働環境を改善しているようです。地域に欠かせない路線バスはもちろん、シニア層向けの観光バスツアーや電車が通っていない地域のコミュニティバスなど、バス運転手のフィールドも広がっています。