お仕事データ

地域住民の安全を守る!
消防士
消防士とは
消火や救急など4つの活動で、
人々の安全を守る!

主な活動は「消火」「救助」「救急」「予防」に分けられます。消火はよく知られているように火災現場の出火を食い止める仕事。救助は火災や交通事故、水難事故などから人命を救助します。救急は119番通報を受け、ケガ人や急病人の応急処置を行いながら適切な医療機関に搬送すること。その際に1名は救急救命士の資格を持っているのが一般的です。火災や災害が発生しないよう、建物の安全性チェックや消防設備の審査・検査・指導などを実施するのが予防。ほかにもデスクワークや火災調査なども行います。

消防士に向いてる人って?
強い正義感と責任感が必要。

「地域住民の安全を守りたい」、「ケガ人の命を守りたい」。このように強い正義感と責任感を持っている人は消防士にピッタリ。多くの人が動揺している事故や火災の現場において、冷静な判断で行動できる力も必要です。「まず自分の命を守る」が第一なので、危険を顧みずにアクションしてしまう人はNG!

消防士になるためには

消防士は地方公務員。まず各自治体が実施する消防官採用試験に合格し、消防学校で約半年の研修を受ける必要があります。試験はI類が大卒程度、II類が短大卒程度、III類が高卒程度と学力に応じて分けられています。一部には消防士の採用試験対策に重点を置いた「消防官コース」などが設けられている専門学校も。

※消防士になるには身長や体重などの制限が設けられています。詳しくは各自治体のホームページをご確認ください。

ワンポイントアドバイス
都市部を中心に女性消防士の活躍も!

消防士は強靭な体力が必要なことから、これまでは男性職のイメージ。けれど、最近では都市部を中心に女性枠を設ける自治体も徐々に増えています。避難訓練の指導や広報などのデスクワークが中心ですが、熱意や体力次第では消火活動に加わることも可能です。