飲食店店長_西  若奈さん
インタビュー公開日:2025.10.16

アルバイト時代に培った経験を
店長業務に活かす。
店舗運営やスタッフ育成等の業務を受け持つ飲食店店長。
「責任感を意識する場面も多くあるんですけど、それ以上にスタッフみんな仲良く、話しやすい職場なので常に明るい気持ちで働けますね!」
と笑顔で語るのは、このお店の店長として活躍する西若菜さんです。
高校卒業後、いったんはゴルフ場受付の職に就いたそうですが、「何か美味しいものを作りたい」という思いから、飲食店アルバイトに挑戦。
クラフトビール店では世界中のビールの種類を学び、カフェではラテアートの技術を磨き、イタリアンでは看板メニューのパスタを極める。多様な飲食店を経験する中で身に付けた様々なスキルが「今のシゴトに活きている」のだと語ります。
お客さんの”食べたいな”を
引き出す月替わりメニュー。
Onionで毎月提供する月替わりのメニュー。その季節ならではの旬の食材を用いたカレーやラッシーを社員同士で話し合って決めるそうです。その時々の旬の食材はもちろん、流行もキャッチしながら美味しさと見栄え、物価の変動などを踏まえたうえで考えています。
1番ヒットしたのは12月のオムチーズカレー。冬に人気の高まるグラタン・デミグラスから発想を得たそうです。冷えた体を温める、カレーの程よいスパイスにとろとろの卵と濃厚なチーズのコラボレーション。考えるだけで食べたくなりますね!
こだわりがぎっしり!
手間ひまかけた絶品カレー。
使用する食材にもこだわっていて、中でも玉ねぎの産地と製造方法にはよりこだわりがあるのだとか。玉ねぎは皮むき・カット・みじん切りから店舗で始め、炒めるのには4時間かけているそう。
「仕込みから体力勝負」と笑う西さん。美味しく作ったカレーをスムーズに提供するため、調理はもちろんお客さん対応のポジションまで、従業員同士の連携を大切にし、定期的な話し合いや朝のミーティングなどで立場に関係なくコミュニケーションをはかって日々改善しているそうです。
飲食店は
お客さんの明日に繋がるお仕事。
食べることは毎日の生活の一部であり、その時間を幸せに過ごしてほしいと話す西さん。
「おいしいものを食べるとハッピーになったり、健康になったりしますよね。逆に傷んだものや悪いものを提供してしまうとお客さんの体調が悪くなるかもしれない。次の日も普通に過ごせるかどうか、私たちにかかっているんですよね。良くも悪くもお客さんの明日につながる、責任のあるお仕事です」
だからこそ、お客さんが笑顔で食べている姿を見るととても嬉しくなると素敵な笑顔を見せてくれました。
将来に悩む学生さんへ。
「好きなコト」に向かって欲しい。
高校の実習で食品に関わる仕事に興味を持ち、飲食の道へ進んだ西さんは「自分の好きなコトをとにかくやってほしいです」と答えてくださいました。
飲食業は常に活気が溢れていて、熱意に支えられながら働くことができます。『ご飯もしっかり食べられるカフェを創りたい』。自分が作った料理をお客さんが楽しんでいる姿を見て抱いたという夢を、目を輝かせながら教えてくれました。



※取材協力 Curry kitchen onion(カレーキッチンオニオン)/札幌市東区
※取材 市立札幌新川高校有志
writing 矢内このはさん(2年生) 石名坂実央さん(2年生) 安田椿生さん(1年生)
photo 髙野大陽さん(2年生) 松浦 千瑚さん(2年生) 渡辺奈緒さん(2年生)

シゴトのフカボリ
飲食店店長の一日
10:00
仕込み、オープン準備
11:00
ランチ営業開始、
15:00
昼休み
17:00
ディナー営業開始
21:30
翌日の準備
22:00
退勤

シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

私も、初めは仕事について深く考えることはあまりなかったのですが、今は楽しみながら仕事をすることができています!自分が一番ハッピーでいられることに重きをおいて、自分がやりたいと思える仕事を選んでほしいです。

Curry kitchen onion(カレーキッチンオニオン)

札幌市東区にある、3種類の美味しいカレーとお家みたいにくつろげる空間でゆっくり食事が楽しめるカレー専門店です!

住所
北海道札幌市東区北7条東4丁目28-49
TEL
011-788-5078
URL
https://curry-onion.com/

お仕事データ

おいしさと快適な時間を提供。
飲食店スタッフ
飲食店スタッフとは
接客や調理によって、
お客様に「おいしい時間」を。

飲食店の仕事は、多くの場合「ホール」と「調理」に分けられています。ホールスタッフは主に接客サービスを担当。客席への案内や注文のお伺い、配膳、会計などを行います。調理スタッフは料理の下ごしらえや味付け、調理、盛り付けに加え、キッチンの清掃や調理用具の手入れなども担うことが多いでしょう。さらに、飲食店店長がホール・キッチンスタッフのマネジメントや教育を手がけ、売上の管理や食材の発注、営業計画といった幅広い業務も守備範囲に据えながら店舗全体を運営しています。店舗の規模によっては各ポジションを兼務することもあるでしょう。これら飲食店スタッフはお互いに連携しながら、お客様に「おいしさ」と「快適な時間」を提供しています。

飲食店スタッフに向いてる人って?
明るく清潔感があり、
チームワークを大切に働ける人。

飲食店スタッフに共通して必要なのは食に対する興味はもちろん、おいしい料理とともに快適なひとときを提供したいという気持ちです。また、接客や調理をともなう仕事である以上、明るく清潔感のある人が求められます。ランチタイムやディナータイムといった忙しい時でも、お客様にスピーディーに料理を提供しなければなりません。そのため、チームワークを大切に、効率良く作業を進める力も必要です。

飲食店スタッフになるためには

飲食店スタッフになるために必要な資格はありません。高校や専門学校、短大、大学を卒業後、希望する飲食企業に入社するのが一般的です。その他、調理専門学校で調理の基礎や調理師の資格を身に付けたり、栄養士養成施設として指定認可された学校で栄養士の資格を取ったり、食に関連する学校に進んだ後に就職するコースを選ぶ人も少なくありません。ホールスタッフや調理スタッフとして経験を積んだ後、飲食店店長を目指すことも可能です。

ワンポイントアドバイス
スタッフのマネジメントが
とりわけ大切な仕事。

飲食店店長を筆頭に、ホールや調理のリーダー職を務める飲食店スタッフにとって、人材のマネジメントは売上に関わる重要な業務。部下やアルバイトをまとめ、一人ひとりが生き生きと働けるよう管理・教育することでやる気と能力が引き出されます。具体的には人員が不足しないように配慮しながら休み希望を取り入れたシフトを作成したり、元気のない人に声がけしてモチベーションを高めたり、仕事への意欲を促すことでお客様への貢献につなげることが大切です。

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