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島田 美奈さん
インタビュー公開日:2020.04.07

「おもてなしの仕事がしたい」
他業種の経験を経て介護の世界へ。
介護サービスにも住居型、通所型、訪問型などの種類がありますが、その中でも通所型のデイサービス施設に勤めて4年になる島田美奈さん。明るい笑顔が印象的な女性です。
高校卒業時から、「人におもてなしをする仕事がしたい」と、温泉ホテルなどで接客業の仕事をしていました。地元の余市にある観光農園で働いていた時、お客様は高齢の方が多く、「介助や介護予防のお手伝いができればいいな」と、時間がある冬の間に特別養護老人ホームでホームヘルパー2級(現在は介護職員初任者研修)の資格を取得。「その時は、資格がいつか役に立てばいいな、くらいの気持ちでした」と島田さん。
その後、札幌でオイルリンパマッサージの店舗に勤めた後、転職を考えていたタイミングで今の会社の求人が目に留まりました。
利用者様一人ひとりの状況に応じ
接していく大切さを実感しました。
「あったかい湯」は、入浴に特化した半日のデイサービス施設で、個室での入浴やリハビリテーション、リラクゼーションを通して利用者様の生活の質の向上を目指しています。
介護の実務を経験してみて、ホームヘルパー2級の研修で学んできたものの、教科書通りにはいかないと実感したと島田さん。「お一人おひとり、体の状態や性格が違うので、向き合うことの大切さを感じました。上司からも利用者様との接し方を学びつつ、『どの位置で支えたら楽ですか』など、ご本人に聞きながら探っていきました」
また、寒い北海道では冬場はヒートショックを起こさないように脱衣所と浴室の温度差に気を配ったり、送迎時になるべく道の悪いところを避けて不快な思いをさせないよう運転にも気を配っています。
できないと言わず代案を考える。
それが利用者様の満足に。
この仕事をしていてうれしい時は、やはり「利用者様から『ありがとう』と言葉を掛けていただくこと」と島田さん。前職で身につけたマッサージの技術も大いに役立ち、好評を得ています。
また、「施設でできないことはすぐ否定するのではなく、代わりにこうしませんか?と提案するようにしています。それで納得してくれて、気持ちが通じたと思える時はうれしいですね」例えば、バレンタインデーに職員にチョコレートを贈りたいと申し出てくれた利用者様がいましたが、立場上受け取るわけにはいきません。そこで、代わりにハート型のメッセージカードを書いていただくことを提案。職員同士でアイデアを出してカードを壁に飾り、利用者様にも感謝され、職員も温かな気持ちに包まれました。
介護の資格も積極的に取得。
役職経験で仕事の幅が広がります。
施設での仕事は、利用者様の介助だけではありません。島田さんも経験を積むとともに管理者の役職にも就き、請求業務や契約書の作成などの事務手続きにも携わるようになりました。介護の知識や技術を証明する資格としては、入社前から持っていたホームヘルパー2級の資格が現在の初任者研修に該当。入社後すぐに、実務者研修も会社の制度を利用して取得しました。
そして、最近は介護福祉士の資格試験にも見事合格しました。介護福祉士になると、介護業務のほか、新規利用者の受け入れやケアマネージャーとの連携、ケアプラン(通所計画)の立案にも携われるようになり、介護の内容にもより深く関わることができるようになるため、仕事の幅もますます広がります。
今後も利用者様と関わりながら、
知識や経験を積み重ねていきます。
もともとお年寄りと接するのが好きで、自然体で利用者様のために動いている島田さん。「子どものころ、可愛がってくれたお祖父ちゃんが大好きで、よく遊びに行って一緒にお風呂に入っていました。今は利用者様の入浴を介助しているのも不思議なご縁ですね。最初に就職したのも温泉ホテルですし、趣味も温泉巡りです(笑)」
「利用者様が求めてくださる施設であり続けるには」といつも考えており、今後のキャリアは、ケアマネージャーになるか、終活アドバイザーの資格を取るか…と思いを巡らせています。「資格が全てではないけれど、知識として身につけていきたいと思っています。どの道を選んでも、利用者様と関わる時間は無くしたくないですね」
シゴトのフカボリ
介護福祉士の一日
8:00
出勤、準備、朝礼
8:30
送迎に出発
9:00
到着 バイタルチェック
入浴介助、リハビリテーション、リラクゼーション
12:00
お見送り・送迎、順番に昼休憩
13:00
送迎に出発
13:30
到着 バイタルチェック
入浴介助、リハビリテーション、リラクゼーション
16:30
お見送り・送迎
片付け、終礼(反省点、利用者さんの身体状況を確認)
シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
自作のオリジナルマニュアル
1年前に管理者になってから、請求業務、契約書の作成など、上司から教わった内容を分野別にノートにコツコツ記入した、自分だけのマニュアルです。業務はもちろん、介護福祉士の試験勉強にも活用しています。

お仕事データ

介護現場のまとめ役!
介護福祉士
介護福祉士とは
現場をまとめる
介護のスペシャリスト!

日常生活が困難なお年寄りや体が不自由な人のサポートをする仕事。業務内容は入浴や食事、排せつの補助といった「身体介護」、調理や掃除などの「生活のサポート」、本人やそのご家族への生活、身体、介護に関する「相談・助言」、外出や地域活動などで生きがいづくりを提供する「社会活動支援」の4つに大きく分かれます。一般的な介護職員と仕事が大きく異なるわけではありませんが、介護福祉士は「ケアワーカー」という現場の責任者になったり、介護の指導にもあたれる「介護のスペシャリスト」です。

介護福祉士に向いてる人って?
人を思いやる気持ちとタフさが必要。

高齢者の役に立ちたいという気持ちはもちろん、どういう要望があるのか、どんな痛みがあるのかなど、相手の立場に寄り添って考える「人を思いやる気持ち」が大切です。入浴の補助やベッドでの体位変換といった仕事も多いことからタフさも必要。疲れをしっかりリフレッシュし、自分の気持ちをコントロールできる人も向いているでしょう。

介護福祉士になるためには

介護福祉士は国家資格。大学・短大・専門学校といった介護福祉士の養成を目的とした学科・コースに進んで資格を取得するのが王道です。介護福祉士になるにはさまざまなルートがあり、養成施設に進まなくても実務経験を3年以上積んだ上で実務者研修(6カ月以上)を受けるなどの方法もあります。また、2022年度の試験からは、一定の教育プロセスを経た後に国家試験を受けて資格を取る制度に変わる予定です。

※詳しくは公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページをご確認ください。http://www.sssc.or.jp/

ワンポイントアドバイス
ステップアップやより良い待遇に。

多くの介護事業所では、介護福祉士の資格を取得することで資格手当が上乗せされます。また、サービス提供責任者や生活相談員、チームリーダーなど事業所で配置が必要となるポジションは介護福祉士の有資格者を求める場合が少なくありません。介護業界でステップアップしたい人やより良い待遇を望む場合は、介護福祉士にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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