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荒木 桃子さん
インタビュー公開日:2020.10.06

華やかな世界に憧れる
フツーの女子高生でした
「“ファッション業界って楽しそう”とか、“美容業界もステキ!”とか、やりたことはたくさんあったんです」
そう話してくれたのは札幌市厚別区にある介護老人保健施設コスモスで介護福祉士として働く荒木桃子さん。
高校2年の時に「あなたは面倒見が良いから」という両親の勧めで北海道介護福祉学校(栗山町)のオープンキャンパスに参加。そこで一気に介護業界への関心が高まりました。
「それまで介護の仕事というと“重労働でとにかく大変”というイメージしか持っていませんでした。ところがオープンキャンパスで詳しくお話を聞くと、利用者さんの服をコーディネートするファッション業界のような仕事があったり、髪をとかして可愛らしくアレンジする美容業界のような仕事があったり、介護には自分のやりたいことが全部入っている!と感じたんです」
学校を案内してくれた先輩たちもキラキラ輝いているように見え、ぜひここで学んでみたいと入学を決めました。
介護福祉士の資格が取れる
学校を選んだのは大正解
北海道介護福祉学校は全国でも数少ない町立の専門学校。苫小牧市で育った荒木さんは入学と同時に学校隣接の寮での生活をスタート。
「学生時代は赤点を取らないように、いつも必死で勉強をしていました(笑)。テスト前に寮で友達と“一夜漬け”に励んだのも良い思い出です。在学中には介護施設での実習もありました。プロの介護を目の当たりにしてスゴイ!と感激し、自分もこうなりたいと学校での勉強にも力が入りました」
現在勤務するコスモスは、荒木さんが2年生の時の実習先。職員同士が阿吽の呼吸で働く様子に憧れを抱き、このチームの一員になりたいと思ったそう。
また、北海道介護福祉学校は全国屈指の合格率を誇る介護福祉士養成校としても知られ、荒木さんも資格を取得済み。
「今考えると在学中に取っておいて本当に良かったです。働きながら資格を目指す人もいますが、仕事と勉強の両立は大変そう。ワタシにはきっと無理だなって(苦笑)」
「ももちゃん、頑張って」という
利用者さんの声にも励まされて
介護福祉士として晴れてコスモスに採用された荒木さん。それでも入社当初は介護現場で働く厳しさを実感する場面もあったよう。
「学校で教わった通りには介助できなかったり、初めての夜勤でプレッシャーを感じたり、とにかく毎日が精一杯。家に帰るなりベッドで眠り込んでしまい、夜中に目が覚めて晩ごはんを食べる・・・なんてこともよくありました(笑)」
それでも一日でも早く先輩たちに追いつこうと早起きして仕事の準備に取り組むなど、ひたむきな努力を重ねます。新人時代の苦労も楽しそうに話す姿に、その理由を尋ねました。
「大変だけど自分の力になっているって実感があったんです。毎日が勉強で、学ぶことが楽しかったというか。後悔は一度もありません。利用者さんも『ももちゃん、頑張って』と応援してくれて、とても励みになりました」
相手の気持ちにより添えたと
実感できるのがなにより嬉しくて
コスモスには認知症を患う方も多く生活し、病気のせいで周囲が予想できない言動をとることもあります。
「“怖い”と感じる人もいるかも知れませんが、すべての利用者さんがそうではありません。本気なのか冗談なのか、ふとした言動に思わずクスリとしてしまうこともあって、ほのぼのとした気持ちになることもしばしば。突然『結婚しよう!』と言われた時は、さすがに驚きましたけど(笑)」
毎日が本当に楽しいと、荒木さんの眼差しはとにかく真っ直ぐ。
「もちろん大変なことはあるし、利用者さんに“拒否”をされると悲しい気持ちにはなります。ただ、悪気があるわけではないし、その日の気分で『今日はお風呂に入りたくない』ってこともあると思うんです。そんな中でどうすれば受け入れてもらえるかを模索することにはやりがいを感じますし、利用者さんの気持ちにより添えたと実感できた時は喜びもひとしおです」
これからも「自分の明るさを大切にしていきたい」と荒木さん。その言葉通りの輝く笑顔が印象的でした。
シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

どんな仕事でも想像やイメージだけで、魅力ややりがいを判断するのは難しいもの。思い切って飛び込んでみたら、案外自分にあっていた!…なんてこともあるはずです。

シゴトのフカボリ
拝見!オシゴトの道具
手作り「やることリスト」
その日にやるべき作業をまとめた「やることリスト」を毎日手作りしています。終わった作業は消していき、“漏れ”がないように確認しているんです。

医療法人 徳洲会 介護老人保健施設コスモス

高齢者が充実した暮らしを家庭でもできるよう積極的にデイケア・リハビリを行う介護老人保健施設。最善の介護・福祉と看護・医療の提供を目指している。

住所
北海道札幌市厚別区厚別町山本1063-28
URL
https://www.tokushukai.or.jp/introduction/facility/ns-kos...

お仕事データ

介護現場のまとめ役!
介護福祉士
介護福祉士とは
現場をまとめる
介護のスペシャリスト!

日常生活が困難なお年寄りや体が不自由な人のサポートをする仕事。業務内容は入浴や食事、排せつの補助といった「身体介護」、調理や掃除などの「生活のサポート」、本人やそのご家族への生活、身体、介護に関する「相談・助言」、外出や地域活動などで生きがいづくりを提供する「社会活動支援」の4つに大きく分かれます。一般的な介護職員と仕事が大きく異なるわけではありませんが、介護福祉士は「ケアワーカー」という現場の責任者になったり、介護の指導にもあたれる「介護のスペシャリスト」です。

介護福祉士に向いてる人って?
人を思いやる気持ちとタフさが必要。

高齢者の役に立ちたいという気持ちはもちろん、どういう要望があるのか、どんな痛みがあるのかなど、相手の立場に寄り添って考える「人を思いやる気持ち」が大切です。入浴の補助やベッドでの体位変換といった仕事も多いことからタフさも必要。疲れをしっかりリフレッシュし、自分の気持ちをコントロールできる人も向いているでしょう。

介護福祉士になるためには

介護福祉士は国家資格。大学・短大・専門学校といった介護福祉士の養成を目的とした学科・コースに進んで資格を取得するのが王道です。介護福祉士になるにはさまざまなルートがあり、養成施設に進まなくても実務経験を3年以上積んだ上で実務者研修(6カ月以上)を受けるなどの方法もあります。また、2022年度の試験からは、一定の教育プロセスを経た後に国家試験を受けて資格を取る制度に変わる予定です。

※詳しくは公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページをご確認ください。http://www.sssc.or.jp/

ワンポイントアドバイス
ステップアップやより良い待遇に。

多くの介護事業所では、介護福祉士の資格を取得することで資格手当が上乗せされます。また、サービス提供責任者や生活相談員、チームリーダーなど事業所で配置が必要となるポジションは介護福祉士の有資格者を求める場合が少なくありません。介護業界でステップアップしたい人やより良い待遇を望む場合は、介護福祉士にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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