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営業企画(営業、イベント企画、商品開発)_菊池 遼太さん
インタビュー公開日:2026.04.13

国の「登録有形文化財」にも登録。
『さっぽろテレビ塔』を盛り上げる!
札幌時計台、藻岩山展望台、大通公園。〝札幌 三大観光地〟とAIに聞いたところ、返ってきた答えです。三つ目、大通公園のスタート地点の西1丁目には『さっぽろテレビ塔』がドンとあり、札幌を象徴する風景となっています。その名の通りテレビの電波発信塔として1957年にオープンし、2027年に70周年を迎えます。
「その歴史に加えて2025年3月、国の登録有形文化財(*)として登録されたことで、より一層、札幌のランドマークとしての役割も高まっています。私たちも〝札幌といえばテレビ塔〟と多くの方に、より注目していただけるよう、さっぽろテレビ塔を盛り上げるイベント開催など、取り組みを進めたいと思っています
穏やかな口調ながら熱く語るのは、この施設を運営する(株)さっぽろテレビ塔の菊池遼太さん。入社15年。映像でよく見る、大倉山ジャンプ競技場に向かって伸びる大通公園の風景を毎日、眺めながら働いています。
「さっぽろテレビ塔がオープンする午前9時頃は、大通公園に朝日が降り注ぎ、とてもきれいです。ぜひ、一番にお越しください」
営業も忘れない菊池さんです。
*原則として建設後50年を経過した、歴史的価値の高い建造物などで、国が登録した有形文化財
テレビ塔のなかに、レンタルホール!?
知名度を高め、利用を促進する営業活動。
菊池さんが所属する「管理・企画部 企画営業課」は、その名の通り、管理、企画、営業、と、多岐にわたる役割を担っています。
「私が担当する業務の一つが、レンタルホール(貸室)の利用促進です。2階フロアには5つのレンタルホールがあります。以前、ご利用いただいたことのあるお客様に次回の予約を打診したり、企業の集まる場で時間をいただいて、ご案内のプレゼンを行ったり。営業の方法はさまざまですね」
レンタルホールがあることを知らない企業も多いため、〝札幌のシンボルで会議や宴会などができる!〟ということをアピールするのだそうです。実は、ランドセル・着物などの展示会場として利用されるほか、施設内レストランの料理を提供する宴会、立食で200名ほどに対応できるキャパシティもあるなど、数々の特徴が営業の武器となっています。こうした営業活動のほかに、地下1階の飲食テナントの管理、1階スペースのイベント企画、人気の〝非公式〟キャラクターであるテレビ父さんを使った新商品の考案なども担当しています。
「大人気のキャラクターが非公式。そんな緩さがおもしろいでしょ」
そう笑う菊池さん自身が、非公認キャラクターをあえて黙認するような大らかな感覚を一番、楽しんでいるようです。
大学時代のアルバイトがきっかけで入社。
お客さんとは一期一会。その思いを胸に。
札幌市内の大学に進学した菊池さん。2年生の時から卒業時まで、さっぽろテレビ塔でアルバイトをしたことが、今の仕事に就くきっかけでした。
「物販の分野に興味を持っていたので、〝土産物店の仕事〟と募集にあったことが、応募した理由の一つでした」
当時は展望台のほか1階と地下1階にあった店舗にシフトで入るというのがアルバイトの仕事のパターンでした。販売業務に加えて、写真を撮ってあげたり、〝近くに、おいしいラーメン店はない?〟といった質問に答えたり。ガイドのような感覚で、やりとりしていたことが印象に残っているのだとか。
「観光客の方々とは、まさに一期一会。もう会うことはないケースがほとんどです。そんな特別感がありますし、だからこそ、嫌な思いをさせたくない。アルバイトを通して、そんなことを考えるようになりました。それは今も、自分のなかで大切にしています」
そうした想いが伝わったのか、就職活動が始まった頃、社長から入社を勧められます。札幌で働きたいと考えていたこともあり、2011年、晴れてテレビ塔の人になったのでした。
イベント企画、グッズ考案、営業活動。
コロナ禍を経て高まった仕事の充実感。
入社後、配属されたのは、アルバイトで慣れ親しんだ売店でした。ただ、アルバイト時代とは異なり、店舗運営に関する事務や新商品の考案など、仕事の範囲は格段に広がりました。
「3年ほど売店の業務に携わった後、大和ハウスプレミストドームに出店している直営の飲食店に異動し、店舗のオペレーションなどを担当。100人以上の登録があるアルバイトスタッフとのコミュニケーションの大切さを学び、何よりお互いの信頼が大事、ということを痛感しました」
その店舗で4年間働き、さっぽろテレビ塔に戻って現在に至ります。近隣のホテルに割引券を届けて、宿泊客に展望台への来場を促す営業活動などを始めた矢先、新型コロナウイルス感染症が発生、感染が拡大します。
「休業もありましたし、数年間は営業的に低迷の時期でした。そんな大変な時期を経験したからこそ、イベント企画、グッズの考案と、忙しい毎日がありがたく、充実感を覚えます」
その日の宴会予約の確認やセッティングの後、オープン前に地上に降りてお客さんをお迎え。2階にとって帰ると、事務仕事などをこなし、合間にレンタルホールの営業と、イキイキと動き回っています。
札幌の印象を左右するかもしれない仕事。
出会いを大切にし、しっかり寄り添っていく。
さっぽろテレビ塔は、ピンクリボン運動(乳がん啓発)、環境の日、骨髄バンク推進月間など、各種啓発運動の際に依頼を受け、シンボルカラーにライトアップを行っていますが、その運営・管理も菊池さんの担当です。
「個人の方が好きな色に点灯させることもできるんですよ!最近は推し活のひとつとして、アーティストなどのカラーをライトアップするといった使い方もしていただいています。そうそう、展望台の貸切プランもあるんですよ」
この貸し切りプランを利用してプロポーズをする男性もいるのだとか。さっぽろテレビ塔ではほかに、地上から自分の足で約7mジャンプする、バンジードランポリン(小学生限定)、352段の外階段を開放する階段登りなど、心身ともにドキドキするイベントも行われています。
「こうしたイベントの企画も楽しいのですが、お客さまに楽しかった、来て良かったと思っていただけることが何よりも大事。さっぽろテレビ塔の印象で、札幌の印象が変わるかもしれません。お客さまとの出会いを大切にし、精一杯、寄り添っていきたいと改めて思っています」
何千回も登ったという90mの地上から、札幌の魅力を発信する菊池さんです。
シゴトのフカボリ
営業企画(営業、イベント企画、商品開発)の一日
8:30
出勤。レンタルホールのスケジュール確認
9:00
1階でお客さんの出迎え
9:15
営業書類・会議用資料の作成、レンタルホールの改装業者と打ち合わせ、イベントの打ち合わせ
12:00
昼食・休憩
13:00
午後の利用に合わせた、レンタルルームの会場づくりなど
14:00
電話営業
15:00
訪問営業
16:00
夜の宴会用の会場づくり
17:30
日報の作成など
18:00
帰宅

シゴトのフカボリ
みなさんへ伝えたいこと

札幌のランドマークとして、観光などで訪れる人たちの記憶に残る「さっぽろテレビ塔」は、札幌市民にとっては心のシンボルともいえる存在。多様な方々にとって魅力のある施設にしていきたいと思っています。

株式会社さっぽろテレビ塔

テレビの電波発信塔として1956年に完成した、さっぽろテレビ塔(1957年オープン)の運営会社として設立。札幌市内で飲食店の経営も手がけています。

住所
北海道札幌市中央区大通西1丁目
TEL
011-241-1131
URL
https://www.tv-tower.co.jp

お仕事データ

商品やサービスを販売!
営業
営業とは
商品やサービスを販売し、
売上に結びつける大黒柱。

一般に自社の商品やサービスを販売するのが営業の主な仕事。企業向けに販売する法人営業と、個人にセールスする個人営業とに大きく分けられます。とはいえ、商材によってスタイルはさまざま。見込み客を訪問し売り込む新規開拓営業、固定客を中心に訪問し取引するルートセールスなどがあり、扱う金額はもちろん、顧客とのコミュニケーション方法も異なります。また、販売戦略を立てたり、課題を分析したり、時にはお客様先に同行する営業企画を担うことも。営業に共通していえるのは商品やサービスを売上に結びつける、企業にとっての大黒柱!

営業に向いてる人って?
人と接することが好きな聞き上手。

営業というと明るく元気で話し上手な人をイメージしがち。けれど、押しが強く、口が達者なだけでは売上にはなかなか結びつきません。相手を尊重し、じっくりと耳を傾けてニーズを引き出すのが得意なタイプが、トップセールスを叩き出すケースも多いようです。「人と接することが好き」で会話のキャッチボールができることが大切です。

営業になるためには

基本的には特別な資格や学歴は必要ありません。ただし、海外との取引をする上で英語力を持っていた方が有利だったり、不動産会社では「宅地建物取引士」の資格が必要だったり、就職先や業界によって専門性が求められることもあります。営業企画の場合は、市場調査や分析などの知識があると活躍の幅が広がります。

ワンポイントアドバイス
タフな反面、結果への見返りも大!

営業職の特徴としては成果や実績をあげた人に、より多くの給料が与えられる「成果給」を取り入れている企業が多いこと。その場合、ビジネスの最前線で奮闘するタフな仕事の反面、結果を残せば見返りとして大きなインセンティブを手にすることができます。

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